【趣味時間最強ベストギア】
近年、イヤホンの音質は格段に向上したものの、低音のパワフルさや空間表現力などではまだまだヘッドホンに軍配が挙がる。その分ヘッドホンは、ロックやクラブミュージック、クラシック、ライブ音源など、じっくり聞きたいジャンルのリスニングに適しているとされる。ここでは、イエナカでいい音を楽しむのには最適な、音質重視のワイヤレス&ワイヤードヘッドホンを音のプロがセレクトする。
■ノイズキャンセリングは家の中でも有効
有線ヘッドホンに対するワイヤレス型の美点は、ケーブルから解放されることだけではない。スマホとBluetoothで接続するシンプルな環境でもしっかりと音を楽しめることに加え、上級モデルは「高性能なノイズキャンセリング機能も魅力です」とオーディオ・ビジュアルライターの折原さんは語る。
「長年、ソニーとボーズがリードしてきたワイヤレスヘッドホンの市場ですが、両ブランドが人気を得た理由は、高性能なノイズキャンセリング機能にあります。今やこのカテゴリーは、同機能抜きには語れませんね」
外出先で周囲のノイズをカットしてくれる同機能は、イエナカでも有効なのだろうか。
「実は家の中には、家電の稼働音や人が発する生活音など、思いのほかノイズにあふれています。同機能はそんな気になる音を抑えてくれるので、音楽ソースに収録されたありのままの音を楽しめるのです」
気になるノイズを抑えてくれる最新のワイヤレスヘッドホンは、気軽にいい音を堪能するための必須アイテムといえそうだ。
オーディオ・ビジュアルライター
折原一也さん
PC系出版社の編集職を経て独立。オーディオ・ビジュアル専門誌やWeb媒体、商品情報誌などでトレンド解説や製品レビューなど多彩な記事を執筆。2009年よりVGP(ビジュアルグランプリ)審査員も務めている。