【最優秀ベストバリューモノ大捜査】
ソロキャンプ人気の勢いは衰えず、秋冬発売の新製品にもソロ向きのコンパクトな道具が多く見られる。
アウトドアデイジャパンの実行委員長である沖田雅生さんによると「欧米でのソロキャンプはトレッキングが主流のためミニマムな装備が好まれるけれど、日本のソロキャンプはクルマやバイクで出かけてひとりでのんびり楽しむことを目的とした人が多い」という。
「そのため海外発のミニマムなギアだと不便を感じる人も多いのでしょう。そんな悩みに対応すべく、日本のギアメーカーは日本のソロキャンパー向けに“ちょうどいい”サイズを生み出してきています」
たしかに日本のソロキャンプでは自分の好きなものに囲まれて、好きなことを楽しむためにコットン製テントや、スキレット、焚き火台などギアの重量感をいとわない人も多い。秋冬の新作も、保温性やくつろぎ機能に妥協していないものが多いし、あえて重量アップのカスタムパーツも増えている。
「この秋は、ミニマム一辺倒ではなくちょうどいいサイズを選んでみては」
アウトドアデイジャパン実行委員長
沖田雅生さん
キャンプ雑誌編集長時代に都市型アウトドアイベント「アウトドアデイジャパン」を立ち上げたプロデューサー。フリーの編集者、ライターでもある。