【趣味な男の収納ギア】
ランタン、焚き火台、テーブル……あらゆるものに専用ケースが付属する。それがキャンプギア。ところが専用ケースがあっても元のサイズが違うから持ち運ぶにはさらにでっかいケースが必要だ。それは食品も同じ。キャンプの準備が劇的にラクになるハコモノとは。
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テントのように大きくて重いモノから、食器やライトのような細々としたモノまでサイズも形も多種多様なキャンプギアをいかに美しくパッキングするかを考えるのもキャンプ好きがワクワクする瞬間だ。
キャンプの楽しみであり、悩むことも多いパッキングを助けてくれるのがハコモノ。容量違いでも重ねられるものであればサイトでも自宅でも場所を取らずにすむ。さらに重ねたまま中の物を取り出せれば満点だ。 悩みどころなのが容量選び。
浅すぎるといくつかのギアを倒さなくてはいけないし、深すぎ ると底にあるものを取り出しにくいのだから。 絶対に倒すことができない燃焼系ランタン、燃料ボトルの高さをボックスの深さとし、似た高さのギアがどれだけあるか把握するのが容量選びの第一歩。
また、食品の保管に使うクーラーボックスは帰りには空っぽになる。濡れたタープを入れるのは抵抗があるが、キッチン小物ならさほど気にならない。クーラーとの相性を調べて入れ子になるケースを選ぶのも手だ。
手持ちのギアを並べ、組み合 わせを考えるのは手間がかかるけれど、狙い通りにピタッとハコモノに収まれば感動はひとしお。キャンプ場に向かう前からテンションが上がる。
アウトドアライター 大森弘恵さん
90年代に在籍していたオートキャンプ情報誌、アウトドア雑誌の編集部を経てフリーランスのライターに。取材テーマはキャンプ全般とキャンピングカー、国内外のキャンプ旅。プライベートはソロのツーリングキャンプ派