【趣味な男の収納ギア】
本格的な登山やトレッキングで使用するバックパックは、命に関わる大切な道具を入れるものだけに、優れた機能や特殊な素材など、つい誰かに話したくなるウンチクが詰まっている。そんな“語れる” バックパックについて、これまで50個以上を使用してきたベテラン登山家が紹介!
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登山の際に必ず必要となる バックパック。つい見た目やスペックだけで選びがちだ が、登山においてはまさに“相棒”と言えるほど大切な存在だ。現在も10個のバックパックを使い分けているイワタニ・プリムスの山本大貴さんは「選ぶ際は慎重に」と注意を促す。
「カタログの数字だけ見て選ぶのはやめたほうがいいですね。しっかり腰に荷重が掛かり、快適に歩けてこそバックパック。フィット感や荷重バランスは数字に表れないので、お店に足を運ぶなどして、実際に背負って確かめてほしいですね」
また、いつどんな登り方をするのかといった用途や目的を考えると、ターゲットはより明確になると山本さんは続ける。
「スピードを求めるなら軽いもの、暑さに対応したいなら通気性の良いものなど、目的を明確にすれば、より自分に合った相棒が見つかると思いますよ」
命に関わるものだけに、語れるバックパックが持つポテンシャルは伊達ではない。
イワタニ・プリムス
山本大貴さん
主にアウトドア用品を扱うイワタニプリムスの登山歴17年目のベテラン。これまで使用したバックパックは約50個と、経験から導かれる確かな目をもつ