名門オーディオブランドの音づくりを堪能できる完全ワイヤレスイヤホン5選

1. モニタースピーカーの名門JBLの最新フラッグシップ

1946年、アメリカで誕生したJBL。当初はプロ機器の性能を持った家庭用スピーカーの製造を目指してスタートしたブランドですが、その後、プロ音響機器市場からのリクエストに応えてプロ機器にも参入。そして生まれたのが名スピーカー「4300」シリーズです。その後もさまざまなプロ用モデルを手掛けますが、2000年代に入ると一般向けモデルも数多く発売。老舗の中ではデジタルオーディオに初期からしっかり参入しているメーカーのひとつで、Bluetoothスピーカーやイヤホン、ヘッドホンも数多くラインナップ。そんなJBLの最新フラッグシップが「TOUR PRO+ TWS」です。ハイブリッドノイズキャンセリング機能を備えつつ、6.8mmのダイナミックドライバーがJBLサウンドを奏でます。

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2. 技術力に定評あるプロユースブランド、ゼンハイザー

1945年にフリッツ・ゼンハイザー博士が設立した会社が起源となるゼンハイザー。当初はプロ用のマイク製造をメインにしていましたが、1960年代には世界初のオープンエア型ヘッドホンを開発。以降も主にプロ仕様のマイクとヘッドホンを中心にリリースしていきますが、実はワイヤレス技術に関してはかなり早い時期から取り組み、1957年にはワイヤレスマイクの技術を発表。そして1993年には世界初のワイヤレスヘッドホン「IS850」を発売しています。そんなゼンハイザーも、もちろん完全ワイヤレスイヤホン市場には参入していて、2020年にはフラッグシップモデル「Momentum True Wireless 2」を発売。そして今年、その技術に加えて最新コーデック“aptX Adaptive”に対応し、ノイズキャンセリング機能も搭載した「CX Plus True Wireless」を発売しています。

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3. イギリスの名門スピーカーブランドB&Wも満を持して参入

1966年、イギリスで設立されたBowers & Wilkins(バウワース アンド ウィルキンス、通称B&W)の名を世に知らしめたのが1979年に発売されたモニタースピーカー「801」でした。「801」はモデルチェンジを続けながら今も発売されているブランドを代表するモデルとなりました。また1988年にはアビー・ロード・スタジオにも採用されています。そして2010年にはヘッドホン市場にも参入。その後、ワイヤレスモデルやイヤホンも加えるなど、スピーカーで培った音づくりの技術をポータブルオーディオの世界にも注ぎ込んでいます。そして今年、いよいよ完全ワイヤレスイヤホンが登場。「PI7」は同時期に発売された2モデルのうちの上位モデルで、同社としては異例の長さで開発したというだけあり、あらゆる部分にこだわりを感じられるイヤホンとなっています。

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4. 日本が誇る超老舗オーディオブランドDENON

DENONブランドが登場したのは1939年。当時は日本コロムビアの前身となる会社のオーディオブランドでした。その後、放送局用ブランドとしてプロ用音響機器を手掛けつつ、オーディオだけでなくDVDビデオプレーヤーなども発売するなどしましたが、紆余曲折あり、現在はオーディオブランドとして、Hi-Fiオーディオ機器やホームシアター系機器を手掛けています。デジタルオーディオの分野にも早くから参入し、ワイヤレススピーカーやネットワークプレーヤーなどを発売。そんなDENON初の完全ワイヤレスイヤホンが「AH-C830NCW」です。DENONが誇るサウンドマスターがチューニングしただけあり、売りはやはり音質。ノイズキャンセリング機能も付いていますが、まずはその“音”を試してみたくなりますね。

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5. テクニクスの最新モデルは最高レベルの完成度

松下電器産業(現パナソニック)のオーディオブランドとして1965年に誕生したテクニクスですが、その名を世界的なブランドに押し上げたのはやはり、1970年に発売した世界初のダイレクトドライブ式レコードプレーヤー「SL-10」です。1972年には、世界中のDJに愛され40年近く生産され続ける「SL-1200」が登場しますが、2010年に一度ブランドが終息してしまいます。しかしパナソニックは2014年に高級オーディオブランドとして再開を発表。翌2015年からは新製品が続々と発売されています。そして2020年にはブランド初の完全ワイヤレスイヤホンが登場。その後継モデルとなる「EAH-AZ60」が今年発売となりました。パナソニック・テクニクスの中でもフラッグシップモデルだけあり、惜しみなく最新技術を投入したスペックは、かなりハイレベル。一度試す価値のある現時点で最高レベルのイヤホンとなっています。

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<文/&GP>

 

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