【快適ラクチン趣味活モノ】
寝具メーカーの西川によると、コロナ禍により生活スタイルが変化したことで、睡眠で悩んでいる人が増えたという。こうした背景から、今、寝具にお金をかける人が増加している。そこで今回、これからの季節に大活躍の羽毛布団の選び方を紹介する。
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冬の寝具といえば羽毛布団。しかし、品質をスルーして価格の安さだけで選んでは意味がないと、老舗寝具メーカー・西川の甲斐さんは話す。
「寝具は自分の体に合ったものを選ぶことが一番大事です。羽毛布団は高品質になるほど価格は高くなりますが、その分より暖かく、体にフィットします」
掛け布団に求められる条件は、軽さ・温かさ・フィット性。この3つを満たすものが“良い”寝具で、羽毛布団はこの条件を満たす。しかし羽毛布団もピンキリだ。何が違うのか、どこをチェックすればいいのだろうか?
「羽毛布団の場合、3条件に大きく影響するのがダウン・キルト(縫い方)・側生地(布団の生地)の種類です。この組み合わせによって価格も変わります」
羽毛布団を選ぶ際は、この項目をチェック。高品質の羽毛布団は軽くてフィットし、心地良さがケタ違い。保温性も高いため、寒くて途中で目覚めることがないそう。冬は布団を買い替えることで、趣味時間の疲れも癒やされるかもしれない。
西川 商品第1部第1課
甲斐あとりさん
創業455年を超える老舗寝具メーカー・西川の商品部で羽毛布団を担当。羽毛布団に対する深い知識と情熱を持っており、使う寝具によって睡眠の質は大きく変わると話す