■10万円台のモデルに加え、2〜3万円台のモデルも増加中
1インチセンサーを搭載したモデルとしてはシャープ「AQUOS R6」やライカ「LETIZ PHONE 1」も挙げられ、今後、後続メーカーも出てくるのではないかと、佐野さんは見ている。
「AIの処理精度を高めて写真や動画の高画質化を実現する『iPhone』シリーズや『Google Pixel 6』シリーズも2021年に登場。いずれもシャッターボタンを押しただけできれいな写真や動画を残せますので、両機種の方がより一般向けと言えます。また、Galaxy『Galaxy Z Flip 3』に代表される折りたたみスタイルも、高付加価値路線のひとつとして今後の動向に注目です」
10万円を超える高付加価値モデルの対極が、2〜3万円台のモデル。特に最近はXiaomiの存在感が増している。
「ソフトバンクで取り扱われたXiaomi『Redmi Note 9T』は特に大きなインパクトを与えました。5G/Felica対応でありながら約2万円ですからね」
今後、こうした格安モデルの競争も熾烈を極めそうだ。
【高画質を徹底追求した1インチセンサー搭載機】
GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
高付加価値/コスパ機種部門
★高画質カメラ賞★
■ライカと共同開発した高画質カメラ機
液晶から有機ELへとディスプレイを変更したのを含めて旧モデルからデザインが大きく変わり、より所有欲を満たす端末になりました(佐野さん)
シャープ
「AQUOS R6」(実勢価格:13万9800円前後 ※SIMフリー端末)
センサーやレンズの設計、画質の調整まで含めたカメラシステムをライカと共同で開発。世界初の1〜240Hzで駆動するOLEDディスプレイ「Pro IGZO OLED」が消費電力を抑えつつ、滑らかでクリアな動画を映し出す。
GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
高付加価値/コスパ機種部門
★高画質カメラ賞★
■カメラ好き垂涎のライカ仕様スマホ
写真の画質だけでなく、カメラブランドのライカらしさを細部にまで徹底。カメラ好きも納得できる1台になっていると思います(佐野さん)
ライカ
「LEITZ PHONE 1」(18万7920円 ※ソフトバンクの実質総額)
1インチセンサーとともに、F1.9の明るいレンズと最大6倍のデジタルズームを組み合わせたレンズ技術を採用。RAW/JPEGの両形式で画像を残せるほか、高品質かつ細部が忠実な写真を大判サイズでプリントできる。
【高画質処理に磨きを掛けたアップル&グーグル端末】
GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
高付加価値スマホ部門
★コンピュテーショナルフォトグラフィ賞★
■AIを駆使した高度な撮影&翻訳機能
幅広い被写体に対応できるカメラや海外旅行などに便利な翻訳機能など、グーグルが得意とするAIをフルに生かした機能が満載です(佐野さん)
グーグル
「Google Pixel 6」(7万4800円〜 ※グーグルストア価格)
「Google Pixel 6 Pro」(11万6600円〜 ※グーグルストア価格)
デザインが大幅にリニューアルした背面には、1/1.3インチで50メガピクセルのイメージセンサーを搭載。メインのセンサーで取り込む光量が最大150%アップし、より繊細で色彩が豊かな写真や動画を撮影できる。
GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
高付加価値/コスパ機種部門
★コンピュテーショナルフォトグラフィ賞★
■プロ級の動画撮影機能で気分は映画監督
iPhoneシリーズは大衆向けではあるものの、背景ボカシをはじめとする高度な動画撮影機能を搭載してきた〝プロユース”な1台(佐野さん)
アップル
「iPhone 13 Pro」(12万2800円〜 ※アップルストア価格)
「iPhone 13 Pro Max」(13万4800円〜 ※アップルストア価格)
最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートに対応し、タッチ操作がスムーズかつスピーディに行えるProMotion技術を投入した「Super Retina XDRディスプレイ」を採用。ナイトモードが暗がりでの撮影をサポートする。
【独自の構造や撮影機能で差別化!個性派ユーティリティスマホ】
GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
高付加価値/コスパ機種部門
★個性派カメラ賞★
■最大約60倍の顕微鏡カメラで新撮影体験
最大60倍の顕微鏡カメラという個性を持つ一方、防水/防塵仕様なので日常使いも安心。バランスの取れた高付加価値モデルです(佐野さん)
OPPO
「Find X3 Pro」(実勢価格:11万8000円前後 ※SIMフリー端末)
世界初となる10億色でのカメラ撮影、保存、ディスプレイ表示に対応。色彩豊かな写真や映像を満喫できる。4500mAhのバッテリーは約10分で約40%の充電が可能だ。心が豊かになるよう設計された通知音と着信音も特徴。
GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
高付加価値/コスパ機種部門
★折りたたみ端末賞★
■使い勝手の良さがワンランクアップ
今までも折りたたみスマホを展開してきたGalaxyシリーズ。今回は防水仕様とFelica機能が加わり、使い勝手が向上しています(佐野さん)
Galaxy
「Galaxy Z Flip 3 5G」(14万8896円 ※ドコモの実質総額)
内側には7インチの大画面ディスプレイを備え、折りたたむと横幅が約67mmとスリムな形状に。シチュエーションに合わせて2つのスタイルを使い分けられる。Sペンに対応し手書き入力ができるのもポイントだ。
【格安でありながら5G通信に対応!ハイコスパ追求系スマホ】
GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
高付加価値/コスパ機種部門
★高コスパ賞★
■4眼レンズとともに便利な機能も充実
5万円以下とは思えないほど、カメラ機能などが充実。Xiaomiの高コスパモデルとともに低価格帯の中で存在感を見せていた1台です(佐野さん)
OPPO
「Reno5 A」(実勢価格:4万3800円前後 ※SIMフリー端末)
6400万画素のメインカメラを含む4眼カメラと、オンポートレートやAIハイライトビデオといった多様な撮影モードにより、動画や写真の撮影が思いのまま。撮影した画像内の文字を好きな言語に翻訳可能な新機能も備える。
GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
高付加価値/コスパ機種部門
★高コスパ賞★
■5G対応&Felica搭載で約2万円!
おサイフケータイや5Gへの対応だけでなく、この価格で3眼のレンズと5000mAhの大容量バッテリーも搭載しているのが驚きです(佐野さん)
Xiaomi
「Redmi Note 9T」(2万1600円 ※ソフトバンクの実質総額)
メインカメラは、有効画素数約4800万画素のレンズ、約200万画素のマクロレンズ、深度センサー付き約200万画素のレンズで構成。撮影した動画にエフェクトなどを加えられる「Vlogモード」を搭載しているのも個性的だ。
※2021年12月6日発売「GoodsPress」1-2月合併号74-77ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/GoodsPress>
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