全プロダクト総決算!&GPで見つけた「2021ヘンなものGRAND PRIX」開催

■第3位「WALKOLUTION(ウォーコローション)」

選考理由:「仕事はやっぱり椅子に座ってこなしたいです」(ライターI)

第3位はドイツ製のトレッドミル「WALKOLUTION」! メイン素材にドイツ産のブナと樺を採用し、弾力のある歩行感とともに最大57dbの静音性を実現。本体にテーブルと身体を預けられる背もたれが標準で搭載されています。

健康増進だけでなく、立ちながらデスクワークをする“スタンディングワーク”の一環としても活用できるようですが、これを導入している会社ってあるんですかね……感想が知りたいなあ。

そういえば去年の「2020へんなモノGRAND PRIX」、第1位はデスクワークとエアロバイクが同時に行えるやつ(デスクバイクV9)だったことを思い出しました。

>> 電源不要だから置き場所自由!“歩きながら仕事する”が流行るかも?

 

第2位「ANIMAL LIGHTER(アニマル・ライター)/うんちの着火剤 キリン」

▲選考理由:「SDGsにも配慮した素晴らしいアイテムなのに……」(編集部員S)

まるでこの企画を狙い撃ちしてるのではと思わせるようなド直球のネーミングが嬉しい「ANIMAL LIGHTER/うんちの着火剤 キリン」が、1位とは僅差の第2位にランクインしました。長崎県の動植物園・長崎バイオパークで育てられているキリンの糞を活用し、専用釜で加熱処理したものをひとつ一つを手作りで仕上げたという本格的な仕様となっています。

実は今回のキリンバージョンは第2弾で(第1弾はウシのうんちバージョン)、さらに今後はラマやバク、レッサーパンダのうんちバージョンをリリースする予定とのこと。ほっほう、これは2022年のトップを狙ってますね(違う)。

>> 草食動物のうんちを使った着火剤。もう一度言う、うんちの着火剤

 

第1位 電動リムーバ「ERZ-30」

▲選考理由:「ニッチ系のガジェットでも群を抜くニッチぶり」(編集部員E)

数多のアイテムを抑えて栄えある第1位に輝いたのは、ホッチキスのトップブランド・マックスより発売中の電動リムーバ「ERZ-30」でした!

1台7万2600円となかなかの高額ながら、使える機能は何と“書類を綴じたホッチキスの針を取り外す”だけ。紙の破れや穴の広がりを最小限に抑えながら針だけをキレイに外せるため、再度書類をホッチキスで留めやすくなるという特性も備えています。

こんなニッチな機能を備えた機械が商品化されるということは、世の中には“ホッチキスの針を大量かつ継続的に、しかもキレイに外したい”というニーズがあるってことですよね? 改めて考えてみると……何か薄ら寒さを感じます。日本の会社、大丈夫なんでしょうか。

>> 書類を差し込みボタンを押せば「ホッチキス針」がきれいに外せるって気持ちイイ!

■2022年はもっと「ヘンなもの」をたくさん取り上げるべき!

改めて今年のアイテムを振り返ってみると、例年に比べて頭おかしいじゃなくてチャレンジしているものがやはり少なかった気がします。2022年は立ち上げ時の初心を忘れることなく“攻めたアイテム”をガンガン取り上げて、クソ忙しい年末に編集部スタッフが選考に頭を悩ます状況に陥ってほしいことを願うばかりです。謎の上から目線で〆つつ、「2021ヘンなものGRAND PRIX」はこれにて閉幕とさせていただきます。皆様、よいお年を!

<文/河西まさあき>

河西まさあき|フリーランスのライター、編集者。堤防での小物釣りと船からの中小物釣りに精通し、釣り歴は何だかんだで30年以上。好きな魚はカワハギ。

 

 

 

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