【趣味な男の欲しいモノと秘密基地】
素材高騰のあおりを受けキャンプ業界もじんわり値上げムード。これからギアをそろえるにはハードルが上がる今、頼りたいのが定番ブランド&アウトドアショップのPB(プライベートブランド)だ。品質・扱いやすさ・サポート、三拍子そろった値頃ギアが潜んでいて、これがキャンプデビューにぴったり。好みのスタイルがわかり、少しずつ買い替えるときもスムーズに移行できる。まずは高コスパギアを手にキャンプ場へ出発しよう!
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自分のスタイルが見つかるまではトライアンドエラーの連続だ。クチコミで評判のギアであっても、なんだかしっくりこないで後悔するのはキャンプあるある。いきなり高額アイテムを手にするのは非常にリスクが高い。
そういった意味ではネット通販で目にする破格プライスのギアが魅力的なのだが、問い合わせ窓口がわかりづらく、不具合があっても素早い対応を期待できない場合も。キャンプを始めたばかりの頃は疑問だらけなので、専用の問い合わせ窓口を持つ信頼ブランドの製品を手にするのが、結局オトクなのだ。並行輸入品は国内窓口ではまず対応しないことも覚えておこう。
とくにテントと寝具はキャンプの“快適”を左右する道具。軽さは大切だが、無理せず「キャンプっておもしろい」と思えるゆったりサイズを選びたい。
なお、テントは通気性のよいコットン混紡素材のワンポールやパップ型がトレンドだが、自立しないので硬い地面では苦労することも。より軽快にキャンプをしたいなら定番である化繊のドーム型を選んでみては。寝具は寝袋以上にマットにこだわるのが吉。地面の冷えや硬さは想像以上に体にこたえるからだ。予算に余裕があればコットも視野に入れよう。
アウトドアライター 大森弘恵さん
フリーのライター、編集者。おもなテーマは国内外のキャンプと旅。プライベートのキャンプはもっぱらソロで温かい時期の足はオートバイ、雪中キャンプはレンタカー。
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