【渓流釣り】
3月1日から続々と各地で渓流釣りが解禁される。そんな旬の渓流釣りの魅力について、釣り研究家の大川雅治さんに聞いた。
「一番の魅力は、自然に囲まれた抜群のロケーションですね。そして川魚がとても美しい。渓流ではヤマメ・イワナ・アマゴが釣れるのですが、どれもきれいな上、食べても美味しい!」
しかし渓流釣りは、魚の警戒心が強くなかなか釣れないという。その分、釣れたときの達成感は大きいと大川さん。中でもおすすめの釣り方が、毛針を用いる「テンカラ釣り」だとか。
「いわゆる西洋のフライフィッシングは、格好良いけど難しいんです。テンカラ釣りはリールを使わず、長い竿を投げるだけなので、初心者でも短時間でコツが掴めると思います。とはいえ一番良く釣れるのは餌釣りなので、テンカラ釣りはそのゲーム性を楽しんで欲しいですね」
禁漁あけの春は、渓流釣りに最適な季節。アウトドア好きは、ぜひテンカラ釣りデビューを!
▼テンカラ釣りとは?
餌ではなく毛針(フライ)を用いた、日本古来のシンプルな釣法。いわゆる「フライフィッシング」がリール付きの継ぎ竿を使うのに対し、「テンカラ釣り」はリールなしの細長い延べ竿を使うのが特徴。どちらも毛針を使用するが、リールがないテンカラ釣りのほうが短時間でコツを掴みやすい。
■テンカラ釣りの定番毛針
ヤマメ、イワナに良く効くキジの羽根を使用した日本の伝統の毛針です。季節を問わず使えるのでおすすめです(大川さん)
ダイワ
「テンカラ毛針セット スタンダードキジ」(実勢価格:1600円前後)
テンカラ定番のキジ毛針。ケン羽根風の尖った翼を採用しており、羽根が後方に傾斜しているため水切れがよく、水中で姿勢をしっかり維持。明暗の2色展開で、明色のクリームはカゲロウほか虫として幅広く使用できる。
■コストパフォーマンスに優れた本格“渓流竿”
これから渓流釣りを始める最初の一本におすすめ。また、渓流だけでなく、海の小物にも使える万能ロッドです(大川さん)
ダイワ
「渓流 清瀬」(実勢価格:1万2500円〜)
フィールドを問わず幅広く活躍する渓流竿。パワーと操作性、そして感度を実現した本格仕様の7:3調子。優れた強度を持つメガトップ穂先、2通りの使い分けができる50cm1節マルチを採用するなど使い勝手が非常に良い。
■動きやすくてタフなウェーダー
リップストップナイロン製なので少々のやぶでも安心。多くの渓流釣りファンに信頼されているウェーダーです(大川さん)
ダイワ
「パワーウェーダー 4206R」(実勢価格:1万7400円)
川に入ることも多い渓流釣りには、ウェーダーを用意しておきたいところ。本作は機動性の高い立体裁断、耐久性の高いリップストップナイロン採用により、フィット感に優れ動きやすい。屈曲性のある歩きやすいソールも◎。
■ライトスタイルに適したベスト
雨具の上からでも着られる便利なベスト。ポケットも大きく収納力があり、色々な使い方ができるベストです(大川さん)
ダイワ
「DV-3522(ライトフィッシングベスト)」(実勢価格:1万2400円)
マルチケースが入る大型設計の腰ポケットを始め、可動式間区切り付きフラップポケットやスマホ収納に最適なファスナーポケットなどを備えたフィッシングベスト。背面にもポケットがあり、ロッドホルダー機能も搭載。
■ベーシックで扱いやすいタモ網
フレームを保護するガード付きなので、川虫取りに使用してもフレームや網が破損しにくいタフな玉網です(大川さん)
ダイワ
「渓流ダモV」(実勢価格:6800円)
細糸に優しい、仕付け糸がないフラットフレーム構造の渓流ダモ。形崩れしにくいナイロンマルチフィラメント網、抜き差ししやすい天然木の先鋭グリップを採用している。保管に便利なケース付き。枠は直径30cm。
■使い勝手の良い軽量クリール
インナーを取り外して洗える衛生的なクリールです。2重断熱構造になっていて、保冷性能があるのも特徴です(大川さん)
ダイワ
「ウエストクリール(F)」(実勢価格:5600円〜)
渓流釣りでは、釣った魚を入れるクリールも必需品。このクリールは軽量で、取り外して丸洗い可能なハードインナーを搭載。投入口が大きく魚も入れやすい。ショルダーベルトのほか、ベルトループ付きで腰にも装着可能。