■最近はグラベルロードも人気です
鶴田さんは「最近注目を集めているのは“グラベルロード”です」と話す。
これは舗装路と未舗装路の両方を長距離走ることを想定したモデル。フレームデザインは似ているが、通常のロードよりも太めのタイヤで悪路の走破性を高め、フレームにはバッグやキャリヤなどのマウントポイントが多数施されていて、ロングライド時の荷物も十分に積める。
逆に街中の移動だけ楽にしたいという人は、ミニベロやフォールディングをチョイスするといいだろう。駐輪場や自宅での保管スペースの問題も少なくて済むし、気楽に走れる。
使い方を考えて、e-Bikeの世界を堪能していこう。
【本格的な走りが楽しめるグラベルロード&ロード】
5. オンロードの快適性とオフの走破性を両立
ヤマハ初のグラベルロードです。ドロッパーシートポストで走行路面に合わせてポジション変更ができます(鶴田さん)
ヤマハ
「WABASH RT」(43万8900円)
オンもオフも上質なアシストを提供するドライブユニットは、同社従来比約100gの軽量化を実現。「YPJ-MT Pro」同様に、走行状態によって最適なアシストを提供するプログラムを搭載。ギアもグラベル専用でさまざまなライディングに対応するシマノGRX外装11段を採用。
6. オンからオフまで対応したマルチパーパスバイク
タイヤの高いエアボリュームでオンからオフまで安定走行。シマノ製の油圧ブレーキは雨天時などでも高い制動力を発揮します(鶴田さん)
ミヤタ
「ROADREX i 6180」(40万7000円)
「クルーズ」同様にシマノSTEPS E6180を搭載することを前提に専用設計されたフレームと650B×45Cの太めのタイヤで、オフでも安定した走行性を発揮してくれる。オプションでキックスタンドの設定もあるので、街中で乗るのも安心だ。
7. 安定性のある走行性能を追求したグラベルロード
フロントフォークとシートポストにカーボンを採用し、700×38Cのタイヤで乗り心地と走行快適性の両立を実現しています(鶴田さん)
BESV
「JG1」(36万9600円)
フレームはアルミ製で、Sサイズで重さ約15.8kgの軽量化を実現。9つのパラメーターを表示するフルカラー液晶ディスプレイのクランプホルダーは、グラベル走行で発生する振動を前提にJG1用に強度の高いアルミ仕様にしている。
8. 軽量アルミフレームで高次元の走りができるロード
軽量アルミフレームで15.7kg(XSサイズ)の軽さを実現しています。メインコンポはシマノ105を採用しています(鶴田さん)
BESV
「JR1」(31万4600円)
ダウンチューブにバッテリーを組み込み、一見するとアシストバイクとは思えない美しいデザインに仕上がっている。デュアルアシストコントロールスイッチを採用しているので、ハンドルを握ったままで操作可能だ。
【街中を便利に移動したいならミニベロ&フォールディング】
9. 太めのタイヤと低重心設計で安定した走りができる
折り畳みながら高い剛性感もありよく走ります。20×2.15の太めタイヤにより走行安定性と快適な乗り心地を実現しています(鶴田さん)
TERN
「Vektron S10」(32万7800円)
リクライニングバッテリーと太めのタイヤ、低重心フレームが安定性とスポーティな走行を両立。約2.5時間のフル充電で、最大で約100kmの走行が可能。2022年モデルから、オプションだったリアキャリアとフェンダーが標準装備に。
10. 無駄を削ぎ落としたフォルムが人気のミニベロ
オプションでハンドルを5cm下げられるステムエクステンダーが用意されていて、スポーティなポジションにすることも可能です(鶴田さん)
BESV
「PSA1」(21万5600円)
快適なライドを実現する前後のサスペンションと、安定した制動力を発揮するディスクブレーキを装備。デザインと走行性能でハイパフォーマンスを発揮する。写真はワイズロード限定カラーだが、バリエーションも豊富。
※2022年4月6日発売「GoodsPress」5月号56-59ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/松尾直俊 写真/湯浅立志(Y2)>
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