こだわりギアに囲まれた自宅まるごと“趣味空間”【秘密基地と小さな書斎実例集】

■アウトドアギアは自宅でも使っています

3階リビングはゴロリと横になれるソファがどーんと構えているためだろう、2階の“太陽の下”っぽさは薄め。それでもリビング中央にネイチャートーンズのテーブルがあるなど、さりげなくアウトドアブランドのギアが配置されている。

「この家は結構収納場所が多いのが気に入っています。でもどうしても全部のキャンプギアが入るわけではありません。たとえば、シェラカップは友だちを自宅に招いたときに、取り皿として使っています。シェラカップならかなりの量をスタッキングできるし、あえて陶器の皿をいろいろ用意する必要はない。鉄のフライパンなんかもそう。キャンプでも自宅でも使えるマルチなギアです。自宅で使えるモノはしまい込まずに使うようにすることでギアに囲まれた生活空間となりました。それにアウトドアギアを飾ったり使ったりしていると“たけだバーベキューの部屋”って感じも出るでしょ」

個人的なキャンプはもちろん、イベントなどビジネスキャンプでも使うため、キャンプギアは増える一方。さらにパックラフトやハンティングギアなど、キャンプ以外の道具もある。

アウトドアギアに囲まれた趣味全開のたけださんの自宅にあるインテリアは、必要にかられて生まれたものだった。

 

【商売道具といえるキャンプ料理ギアはダイニング&キッチンでフル回転】

■ひとつずつ表情が違う鉄製品

キッチンにはmillioのハンドルをたためるフライパン、岡本祐季さんが作るゆきぱんなど鉄製品がズラリ。「鍛造のフライパンは一点ずつ表情が違うのがかっこいい」

 

■キャンプでも使える直火式エスプレッソメーカー

一息つくときに欠かせないのがコーヒー。「本格マシンのようなふわふわクレマができないのは残念ですが、直火式は野外でも手軽にエスプレッソを楽しめるのでどんどん増えていきました」

 

■キャンプ用調味料はアルミケースへ

東京・昭島のコールマンショップで見つけたアルミケースは、キャンプ用の調味料入れに。「シンプルなデザインで使いやすいんです。かっこいいし、復刻してくれればいいんですがね」

 

■スウェーデンの当たり前!? カリカリのワッフル

スウェーデン伝統ワッフルはハート型で薄くクリスピーだと、アウトドア好きモデルのヤンニさんに教えてもらったそう。気になりすぎてメルカリで探しだし、ゲットしたという。

 

■シェラカップ蒸籠は一人暮らしの味方!

「キャンプオーパーツの蒸しぇらはシェラカップで蒸し料理ができるという便利なギアです。ひとり分の少量の野菜やシュウマイを蒸せるので、自宅でもめっちゃ使っているんです」

 

■空き缶おろしから卒業できた天才ギア

大根おろしや野菜のスライスができるキャプテンスタッグのシェラカップ調理器。「野外では空き缶に穴を開けてその突起でおろしていたんです。複数の調理器をまとめられるし、これを考えた人は天才」

 

■切れ味が違うコーヒーミル

刃物で細かく切るコーヒーミル、ワンゼットプレッソのK-Pro。「豆の断面がきれいでクリアな味になるんです。エスプレッソ用の粉も購入するのではなく、これで準備しています」

 

■たためるジャグってスゴイ!

使わないときには薄くたため、バケツにもなるコラプズのジャグ。「インスタで知ったんですが、はじめて見たとき衝撃を受けました。スタンド付きなのも気が利いていると思いませんか?」

 

<新しく仲間入りしたお気に入りギア>

■じつは野外向きの漆加工の調理器具

漆職人によるアウトドアガレージブランド、ヌーのウイスキーカップと、フェデカとのコラボナイフ。漆は水にも熱にも強く、何よりも日本的な美しさが光ると気づき、ハマっているそう。

 

【次ページ】今すぐ取り入れてみたいテクニックがいっぱい

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