30車種以上で泊まったライターが選ぶ車中泊向きのクルマ10選

近年、旅のスタイルのひとつとして、またキャンプのようなアウトドアアクティビティとして地位を確立しつつある車中泊。最近は、クルマを買い換える際に車中泊ができるかどうかを選択の基準にするユーザーも増えているようです。

では、どんな車種が車中泊しやすいのか? これまで取材やプライベートで30台以上の車種で車中泊を体験してきたライターが、現行モデルの中からおすすめの車種を選んでみました。

 

■車中泊向きのクルマを選ぶポイント

車中泊する際に重要なのが、フラットな空間を確保すること。ですが、このフラットな空間の作り方には大きく分けてふたつのパターンがあります。

ひとつは、シートをリクライニングさせて座面をフルフラットにする方法。シートの座面に寝ることになるため、クッションが効いているというメリットがありますが、座面の凹凸が多く実際に寝てみると寝苦しく感じる人もいるようです。

もうひとつは、シートを前に倒して背面に寝るパターン。こちらは硬い面に寝ることになるためキャンプ用のマットなどを用意する必要がありますが、凹凸は少ないので、実際に一晩泊まってみると翌日の疲れが少ない場合が多いんです。近年はこちらのパターンに対応している車種が増えていますし、個人的にもこちらの方をおすすめします。

ジャンル別でいうと、軽自動車でも近年はスペース効率が高く、車中泊が可能なモデルが増えてきています。車内で大人ふたりが就寝できるスペースが確保できるものも。

逆に、最近流行りのSUVは、ラゲッジスペースが広いイメージがありますが、完全にフラットになるものは少なく、車中泊に向いたモデルは限られます。

車内スペースの広いミニバンは、シートがフルフラットにできるものがほとんどで、多くの車種が車中泊に対応。ただし、座面に寝るパターンが多いので、今回はフラットな面に寝られる車種をセレクトしました。

また、本来はトヨタ「ハイエース」や「プロボックス」、日産「キャラバン」などの商用車が車中泊には向いているのですが、あまり一般ユーザー向きではないので、今回は除外しています。

 

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