【夏の流行モノ指名買いリスト】
ハイエンドでは、各メーカーが創意工夫を凝らして個性的な先進機能を搭載した完成度の高い製品が多く見られる。しかし、それに伴い価格も上昇。予算感によっては、手の届きやすいミッドレンジにおいて、性能面が底上げされていることも見逃せない。
ITライター 井上 晃さん
スマートフォンやタブレット、スマートウォッチなどを軸に、最新ガジェットやITサービスを取材。雑誌やWebメディアにて寄稿する。Twitter:@kira_e_noway
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予算を度外視した場合、XperiaとAQUOSの上位モデルは必見。前者は背面カメラにちゃんとした光学ズームを搭載しており、後者は1インチセンサーカメラの使い勝手を改良した。どちらもスマートフォンのカメラの行く先を想像させる存在だと言える。
ただ、ハイエンドモデルの価格は高騰を続けており、市場における4〜6万円台の普及価格帯の存在感がさらに強まるとみられる。とくに今季からは、従来SIMフリースマホと呼ばれていた端末が、「オープンマーケット向け端末」のような表現に変わりつつ、アピールを強めている。たとえば「Galaxy M 5G」や「motorola edge pro」は、防水やおサイフケータイを想定したいわゆる“日本仕様”ではないものの、その価格を鑑みれば、高い処理性能を誇るチップセットを搭載している。
当然、日本仕様をサポートする「Xperia IV」や「GalaxyA 5G」、「AQUOS wish2」などの機種も多くあり、ミニマルな選択ができる環境は十分整っている。ミッドレンジモデルを検討する場合には、性能を重視するか、日常的な使い勝手や安心感を重視するかで、狙うべき候補が自然と絞られるだろう。
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