【キャンプギア BEST HIT名鑑】
キャンプはテントやタープ内の“リビング”をいかに構築するかが、快適性を大きく左右する。ポイントとなるのが、テーブル&チェアの高さ。低めがいいのか高めがいいのか、それぞれの高さの特徴とギア選びのポイントについて、アルペンアウトドアーズ、カメイドクロック店の中村篤紀さんにお話を伺った。
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特にチェックをすることもなく、デザインを見ただけでテーブルとチェアを買った結果、高さがチグハグで使いにくかったというのは、よく聞く話。
中村さんは「意外と忘れられがちですが、テーブルやチェアの高さを合わせることはとても大切なんです。キャンプではテーブルの前に座っている時間や、焚き火の前でボーッとしている時間が長くなります。その時間が快適に感じられないと、キャンプは楽しくなりません」と話す。
「高さによってスタイルが異なるのですが、大きくハイスタイル、ロースタイル、お座敷スタイルの3つに分けられます。90年代のキャンプブーム時に主流だったのがハイスタイルで、立って調理するBBQグリルの高さに合わせてテーブルなども高めになっています。それに対して、現在進行形で人気なのがロースタイル。焚き火の近くに座ることができて、また地面にも近いため、より強く自然を感じらる点も人気の要因です」
自分がキャンプ場でどんな過ごし方をするかによって最適解は変わってくる。後ほど紹介する“お座敷スタイル”や高さ調節が可能な“ハイ・ロー両立スタイル”も要チェック!
アルペンアウトドアーズ カメイドクロック店 中村篤紀さん
キャンプ用品に囲まれる日々を過ごしながら、休日も家族、ソロでキャンプに出かけるという、根っからのアウトドア好き。自宅付近はもちろん、山梨、長野など出かける場所を選ばずアクティブに活動する。キャンプ歴は8年