1. バッグやポケットに入れても崩れないミニマルなルックス
ARC'TERYX
「イラオ キャップ」(4950円)
ARC'TERYX(アークテリクス)といえば、革新的かつ高機能アウトドアプロダクトで知られる、カナダ発祥のアウトドアブランドです。その無駄なく計算し尽くされたミニマルなデザインが特徴で、ジルサンダーとコラボレーションをするなど、近年ではファッションシーンにおいても注目を集めています。
ここで紹介するイオラ キャップは、そんなブランドの“らしさ”を随所に感じさせつつもアウトドアで使える秀作。
シルエットはフロントが上下2分割、サイドは4枚と変形型の6パネルキャップです。ポリエステル素材を平織りした生地はUPF 50+の紫外線カット機能を備えているので、日焼け対策も申し分なし。
重量は45gでストレッチも効いているうえ、バイザー部分にラミネート加工が施されているため型崩れの心配もご無用。転ばぬ先の杖的アイテムとして、ポケットやバッグに収納しておくことをオススメします。
>> ARC'TERYX
2. 焚火の傍でリラックスして過ごす。そんなときにうってつけ!
NEW ERA OUTDOOR
「AGUNINO Takibi 9THERTY Long Visor/Cloth Strap」(4620円)
“ヘッドウエア界のリーディングブランド”とも称されるNEW ERA(ニューエラ)が、幅広いアウトドアシーンにフィットするコレクションとして展開する「NEW ERA OUTDOOR(ニューエラ アウトドア)」では、多様なアクティビティに精通したアンバサダーのアドバイスを元に、それらを快適にサポートするアイテムをラインナップしています。
その中から今回は、柔らかな被り心地で人気を集める「9THIRTY」をベ―スにした新作をピックしてみました。
フロントにはキャンプの醍醐味の一つである“焚き火”をモチーフとしたオリジナルロゴを刺繍。また絶妙な被りの深さと柔らかなフロントパネルのコンビネーションにより、大人の男性にも違和感なくマッチしてくれます。
焚き火モチーフのロゴからもわかる通り、素材には特殊防炎加工が施された難燃素材であるアグニノを使用。風が吹いて大切な髪の毛を焦がさないようにするためにも、難燃素材の帽子でしっかり対策しましょう。
3. 機能素材とリアフラップのコンビに思わず“釣られる”
L.L.Bean
「トロピックウエア・アウトバック・フィッシング・ハット」(5390円)
冒頭でも述べたように、野外活動で重要となるのが、肌に突き刺さる日射しをいかにシャットアウトするか。そこで有用なのが、外周を360°ブリム(ツバ)で囲んだハットです。
アウトドア好きなら誰もが知るL.L.Bean(エル・エル・ビーン)であれば、デザイン性に加えて機能性もお墨付き。その最大の特徴が、首の後ろ部分を日焼けからしっかりと守ってくれるリアフラップ。使わないときは収納出来るのも機能的です。
また素材をはじめ、ディテールには一家言あり。独自のSunSmart(サンスマート)生地は、やや伸縮性のある軽量なポリエステル/ナイロン素材で、通気性があり涼しいだけでなく、紫外線を約97.5%以上遮断。
また、地味に役立つのが、好みのフィットに調節可能なコードロック付きドローコードと、風でハットが飛ばされないように固定するストラップ。これは釣り好きならずとも、ぜひ一度お試しあれ。
>> L.L.Bean
4. 優れた通気性とUVケアで夏のアウトドアも快適に
THE NORTH FACE
「ホライズンハット」(5170円)
1966年、アメリカのカリフォルニア州バークレーで創業されたTHE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)。フィールドで活躍する優れた機能性を備えていながら、都会的な雰囲気もある同ブランドのプロダクトはファッションギアとしても人気が高く、アウトドアのみならず普段使いで取り入れる人も多いことで知られています。
このホライズンハットもまた然り。第一の目的である日除けを叶えながらも、着こなしのアクセントに有用です。
フロントのロゴパッチが主張しつつ、UPF15-30・紫外線カット率85%以上と肝心のUVケアの面でも文句なし。取り外し可能なチンストラップもあるという嬉しいディテールも完備!
またパッと見では分かりませんが、実は頭囲にベンチレーションメッシュパネルが配置されており通気性もキープ。ナイロン素材の弱点である内側のムレを解消することで、快適なサマーアウトドアライフを楽しむことが可能です。
5. リサイクル素材を採用して環境に配慮した優しいキャップ
patagonia
「P-6 ラベル トラッド キャップ」(5280円)
最後は再び、キャップの定番であるベースボールキャップに注目。ブランドは前述した“東海岸の雄”ザ・ノース・フェイスに対し、アメリカ西海岸を代表するアウトド企業として世界中で認知されているpatagonia(パタゴニア)です。
デザイン面はロゴパッチ以外、シンプルそのものですが、同ブランドでは定番となっている被り浅めのロークラウン仕様かつ、ソフトな6枚パネル構造で自然と頭にも馴染んでくれます。
見た目こそ定番のスタイルですが、本体部分にオーガニックコットン素材、バイザー部分にリサイクルされた漁網を100%使用したネットプラス素材と、耐久性を確保しながら地球環境にも配慮されたアプローチはパタゴニアならでは。
ファッション視点でいえば、背面にお馴染みのピスネームとブランドネームが刻印されたメタルバックルがあしらわれているので、過不足を感じることもないでしょう。
>> patagonia
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“暑すぎる2022年の夏”を快適に過ごすために欠かせないのが帽子。夏の着こなしは薄着でシンプルになる分、小物に過剰なデザイン性や色をどうしても求めがちになります。その点、ここで取り挙げた5つのキャップ&ハットは、シンプルでどんな着こなしにも取り入れやすいのが特徴。
もちろん日除け対策に特化した機能性も備えているので、その点もご安心あれ。まだまだこれからが夏本番。日焼け、日射病、熱中症をアクティブ&クールに防止(帽子)して、快適に夏を楽しみましょう!
<文/TOMMY スタイリング/宇田川雄一 メイン写真/田中利幸>
TOMMY|メンズファッション誌を中心に、ファッションやアイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛する。Twitter
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