■やっぱり狙いたいのは王道のクワガタ&カブトムシ
▼いつ捕れる?
「虫が活動し始めるのは日暮れ直前くらいから。朝がダメではありませんが、夕方から夜にかけてが狙い目です」
▼どこで捕れる?
「やっぱりクヌギとコナラのある林ですね。樹液が出ている木があれば、意外と都心部の公園でも捕れるんですよ」
▼大物は標本にするのもアリ
大切に飼育していても、虫はいずれ死んでしまうもの。せっかく捕れた大物や思い出のある昆虫は、標本にするのもアリ。むし社では標本作成アイテムも取り扱っている。
▼現場では虫カゴ不要!
捕った昆虫は100円ショップで買えるコンパクトなプラケースに入れておけばOK。採集中は身軽なほうがいい。密閉されていなければ死んでしまうこともないそうだ。
【採集アイテム】
■虫に気付かれにくい緑のネット!
緑は保護色なので虫に気付かれにくく、逆に白いネットは警戒されます。飛んでいる虫を捕るためフレームは大きいものが主流(飯島さん)
むし社
「オリジナル ナイロンネット【緑】42cm」(1430円)
「軽合金四ツ折枠“ライトフレーム” 42cm」(4422円)
「携帯用くりだし竿“ライトロッド180-II”」(8800円)
虫捕り網はネット、フレーム、竿を組み合わせて作る。ターゲットやフィールドを考えて使いやすくカスタム!
■木にとまっている虫を捕るのに最適!
木の隙間など、ピンポイントで虫が狙えます。木にとまっている虫も、径が小さいので隙間なくしっかり覆うことができますよ(飯島さん)
エーワン
「NEW ピンポイントハンター 260」(3300円)
口径14cmの小型ヘッドと3段式の伸縮ポール(100〜260cm)が特徴。木に止まっている虫の捕獲に最適。
■大きいは正義!サイズを測るノギスは必需品
大きなクワガタが捕れると嬉しいし、SNSなどで人に見せたくなりますよね。そうなるとサイズを測る道具が必要になってきます(飯島さん)
シンワ測定
「デジタルノギス【150mm】」(2750円)
カーボンファイバー製で軽くて扱いやすい、デジタル表示のノギス。クワガタ・カブトムシの体長測定必須アイテム。
■木の隙間にいる虫を狙う際に活躍!
虫をかき出す道具は針金で自作する人が多いですが、ピンセットも便利です。これは価格は高めですが、その分とても使いやすい!(飯島さん)
幸和ピンセット工業
「KFI製ピンセット K-28」(3520円)
木の洞や隙間にいる虫を捕まえる際に活躍するステンレス製ピンセット。採集のほか、飼育昆虫の管理にも便利。
【飼育アイテム】
■食いつき抜群!栄養満点の飼育ゼリー
防腐剤不使用で虫が好んで食べます。一般的なゼリーより糖度は低めですが、10匹中8匹はこっちを食べます。虫の健康にも◎(飯島さん)
むし社
「おおくわっちゼリー【16g,50ヶ】」(1100円)
天然果汁を始め、たんぱく質や必須アミノ酸など、クワガタ・カブトムシに必要な栄養素を含んだゼリー。
■昆虫飼育をサポートする衛生的なマット
長期保管が可能で、加水すると粒子状になります。ヒノキなので虫が湧きにくく、衛生的に昆虫を飼育できるのでおすすめです(飯島さん)
ヤマイネ
「ペレットマットアクア 1200g」(528円)
ダニやコバエ、悪臭やカビを防ぐ成虫飼育用マット。ヒノキ材を高温加熱殺菌処理し、ペレット状に加工している。
■ゼリーを半分にカットして無駄なく使える
防腐剤不使用のゼリーは腐りやすく、また1個を食べきれずに捨てることもあります。これがあればゼリーを無駄なく使えて便利(飯島さん)
シーラケース
「ゼリースプリッターII」(660円)
16gのゼリーを半分にカットできるアイテム。半分にすれば、小型のクワガタによくあるゼリー溺れも軽減される。
■スライドフタ&全面クリアのプラケース
コバエが入らなくて湿度が保ちやすいところが特徴です。全面クリアなので見やすいのもいい。フタが平らなので積み重ねも容易です(飯島さん)
シーラケース
「クリアースライダー」(各352円)
「【ラージ】クリアースライダー」(800円)
フタがスライド式のため、虫が脱走しにくくコバエも入りづらい。透明で観賞にも最適。仕切り板が1枚付く。
※2022年7月6日発売「GoodsPress」8-9月合併号52-53ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/津田昌宏>
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