1. ファーストペンギンから着想を得たスペシャルエディション
SEIKO PROSPEX
「SBDY117」(6万4900円)※
1本目は国産時計ブランドの雄、SEIKO(セイコー)から、ダイビングやトレッキングなど、スポーツ、アウトドアシーンに対応する本格機能を備えたブランド、PROSPEX(プロスペックス)の新作をピックアップ。
本作は、そのタフな外胴プロテクターから“ツナ”の愛称でも親しまれるケースデザインをベースに、4Rキャリバーを搭載した「Save the Ocean」シリーズからのエントリー。
今季スペシャルエディションということで気になるモチーフは、保護種にも指定されている“ペンギン”。思わず可愛らしい印象を受けますが、さにあらず。ダイヤル上を泳ぐそのペンギンは、氷の大地から、最初に水中へと飛び出す勇気ある「ファーストペンギン」を表現したもの。
同様に深いブルーをたたえる強化シリコン製ストラップは、彼らが自由に泳ぎ回る海をイメージしています。機械式で、自動巻き・手巻き両方の機能を搭載という機能面も文句なし!
2. 装着者を冒険の世界へと誘う、武骨なダイバーズウォッチ
CITIZEN
PROMASTER「BN0157-11X」(3万8500円)
夏と聞いて思い浮かぶキーワードの1つに“冒険”があります。いつもの日常から離れて、自然に触れたり、各種アクティビティに挑戦したりと、夏は冒険を思わせる瞬間がそこかしこに。
そんなときに信用できるのが、過酷な環境下にも耐える信頼性と各専門分野で要求される機能性を持つ、CITIZEN(シチズン)のプロフェッショナルスポーツウォッチブランド「PROMASTER(プロマスター)」シリーズであり、その新作がこの「BN0157-11X」です。
ダイバーズウォッチなどの「MARINE(マリーン)シリーズ」に連なる本作は、マットなグレーカラーが武骨な印象を際立たせるケース、異なるトーンのグリーンでコントラストを描き出すダイヤルとベゼルアルミリングと、男心をくすぐるミリタリーフェイスが特徴です。
また200m潜水用防水に加え、太陽光で時計を動かす独自技術「エコ・ドライブ」搭載で、定期的な電池交換も必要なしとタフに扱えるのも嬉しい限り!
3. 地球環境にも考慮した、バイオマス素材採用の“プロトレック”
CASIO
PRO TREK「PRW-6621Y-1JF」(5万7200円)
近年、地球環境への影響を考慮したプロダクトが盛んに開発されています。幅広いアウトドアシーンで活躍するPRO TREK(プロトレック) クライマーラインからも、腕なじみの良い装着性と高い視認性はそのままに、バイオマスプラスチック素材(ガラス繊維強化樹脂やウレタン樹脂)を、ケース、バンド、裏蓋に採用した新作が登場。
バーインデックスが印象的なタフな見た目ながら、普段使いでも活躍するアウトドアウォッチへと仕上がっています。
鮮やかなホワイトに塗られた時分針が配された文字盤は、コントラストを高めることでフィールドでの視認性を追求。その他の搭載機能に関しても、方位、気圧・高度、温度を計測できるトリプルセンサー、ソーラー発電と電波受信機能、フルオート・ダブルLEDライトのスーパーイルミネーターと十分すぎるほど。
さまざまなシーンに対応する、高い機能性と実用性を追求したビッグフェイスモデルをお探しならぜひ。
4. ブランド“史上最高傑作”を謳う次世代 GPSウォッチ
SUUNTO
「スント 9 ピーク」(8万2390円)
北欧ブランドならではのミニマルなデザインと数々の機能を搭載し、世界中のアスリートからも高い評価を集める、フィンランド生まれのSUUNTO(スント)。2021年に発売され、ブランド自ら“史上最高傑作”と断言するのが、この「SUUNTO 9 PEAK」です。
見た目はスマート。サファイアガラスやグレード5チタンといった高級素材を組み合わせることで、アウトドアウォッチとは思えない上品な外観が楽しめます。
また直径43mm、厚さ10.6mmと極薄・極小を実現し、これまでにないフィット感が味わえるというのもポイント。さらには専用アプリと連動させることで、ヘルスケアやマップデータの取り込みも可能です。もちろん肝心のGPSナビゲーションも高精度。
なによりの驚きは、過酷な条件下で発揮される優れたバッテリー効率と耐久性。しかも充電時間はわずか1時間! モバイルバッテリーで即充電可能という気軽さも相まって、どこにでも連れて行きたくなる、そんな1本です。
>> SUUNTO
5. イエローカラーが映えるタフ&スマートなG-SHOCK
G-SHOCK
「GA-B2100C-9AJF」(2万3100円)
ラストは、&GP読者の中にもファンが多いであろうG-SHOCK(Gショック)のニューモデル「GA-B2100C-9AJF」をピックアップ。
本作では、初代Gショックのデザインコンセプトを受け継いだ「GA-2100」の特徴であるオクタゴン(八角形)フォルムはそのままに、スマートフォンリンクとタフソーラーを搭載することで、現代的なライフスタイルにも対応する1本に仕上がっています。
文字盤はアナログ表示とデジタル表示のコンビネーション。視認性の高さはさすが世界のカシオです。また、基板配置を最適化した新開発の薄型モジュールと、高剛性を発揮するカーボンコアガード構造を組み合わせることで、従来モデルのサイズ感をキープ。このちょうど良いサイズ感がどんな着こなしにもマッチしてくれます。
なお、このイエローは定番「5600」シリーズの象徴でありファーストカラー。シンプルな夏の着こなしにも良きアクセントになること請け合いです。
>> G-SHOCK
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さて、今回は“機能美を備えた夏の腕時計”をテーマに注目作を集めてみました。夏コーデにおいてTシャツはマストアイテムですが、アクセサリーはちょっとハードルが高い。そんなときにこそ、今回紹介した5本のマスターピースの出番です。
そのタフなルックスで腕周りを自然にヴィジュアルアップしてくれるだけでなく、アウトドア&アクティブシーンに活躍する機能性も備えているから、いつもの着こなしに+1するだけで効果テキメン! 気になったら、ぜひショップで実物に触れてみてください。必ずやプライス以上に価値ある1本に出会えるはずです。
<文/TOMMY スタイリング/宇田川雄一 メイン写真/田中利幸>
TOMMY|メンズファッション誌を中心に、ファッションやアイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛する。Twitter
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