マフラー以外にもあった“官能音”! ヤマハ「MT-10」【青木タカオの二輪語ルシス】

【青木タカオの二輪語ルシス】

走り出しても話し出しても止まらない激アツモータージャーナリスト・青木タカオ氏が、気になるバイクをトコトン語り尽くす。今回もカタルシスを感じるまで存分に語ります!

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モータージャーナリスト 青木タカオ氏
バイクが好きすぎて専門誌の編集部員となり、その後独立しジャーナリストに。初心者にも分かりやすい解説に定評があり、専門誌のみならず一般誌やWebなど数多くの媒体に寄稿する

■コーナー立ち上がりの吸気音にシビれます!

YAMAHA
「MT-10」(192万5000円〜)

レーサーレプリカ全盛期の1980年代はスペック至上主義とも言われ、バイクファンたちは「1馬力でも多く!」と数字にこだわっていました。しかし実際の走行ではその僅かな差が大した意味を持たないことに気付いたのです。

どんなにすごいマシンも、人間が操れなければ面白味はありません。ヤマハは早くから「人機官能」の開発思想を持ち、人機一体感の中に生まれる悦びや興奮、快感こそが重要とマシン開発を進めてきたのです。

最新型のMT-10/SPにもその理念は受け継がれています。

【次ページ】YAMAHA「MT-10」について語ります

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