【令和の新殿堂入り傑作モノ】
皮膚温の計測から疲労の回復具合まで、さまざまなデータが計測できるようになったスマートウォッチ。ずっと身に着けるものだから、自分のライフスタイルに合わせたものを選んで健康管理に生かしていきたい。
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近年スマートウォッチは心拍数や睡眠の質の計測といった「健康管理」を重要視してきている。
ITライターの井上晃さんは「新しいApple Watchが登場しましたが、健康管理機能はやはり重要なキーワードです。特に皮膚温の測定ができるようになり、市場としても女性ユーザーの伸びが期待されます」と話す。
もちろん、他メーカーにとっても健康は重要なポイントだ。
「Galaxy Watch5に搭載されている体組成の測定はすごく面白いですね。これまでは専用の体重計が必要でしたが、手首にデバイスをつけてこまめにチェックするだけで体脂肪率などが計測可能。もちろん運動量の計測もできるので、両方を合わせて管理するとダイエット効果も高まるでしょう」
一方、スポーツ系のガーミンはまた違ったところから健康にアプローチしている。
「Forerunner 955は、内臓の心拍計で体の疲労や回復具合を計測。毎朝“モーニングレポート”として、まとめて通知してくれます。このように測定できる指標が多様化しているので、いかに計測の手間がかからないようにするのか、という点も今後のテーマになってくると思います」
ITライター 井上晃さん
スマートフォンやタブレットなどのデジタル機器をベースにしながら、最新ガジェット、デジタルサービスなど幅広く網羅するIT系ライター。雑誌やWebメディアを中心にレビュー、コラムを寄稿
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