種類が豊富になった食洗機は家族やキッチンに合わせて選ぶ【令和の新殿堂入り傑作モノ】

■奥行き29cmのスリムボディで洗浄力や収納力も大満足

大容量のままスリムになって、ドアの開閉機構も改良。格段に設置しやすくなりました。食器の置き方などもよく考えられています(石井さん)

パナソニック
「卓上型食器洗い乾燥機 スリム食洗機 NP-TSK1」(実勢価格:7万円前後 ※工事費別)

約4人分の食器24点を一度に洗える食器洗い乾燥機。従来機より5cm近くスリムになり、ドアの開閉機構も改良することで、シンク横にも設置しやすくなった。50℃以上の高温・高圧水流で、しっかり洗いながら除菌するほか、低温洗浄や仕上がりを良くする高温すすぎ機能も搭載。

▲大皿、小皿、茶碗、コップなどを4点ずつとカトラリーを収納可能

▲直径26cm以下のフライパンも洗える

▲ドアはリフトアップしながら上下に2分割して開閉する構造。開閉時に蛇口に当たりにくいので、設置の自由度を高めている

▲庫内の隅々まで水流が届くように従来より噴射口を増やし、噴射角度も緻密に計算。高い洗浄力と節水性を両立

 

■置き場所を選ばないスリム&タンク式モデル

本体下部から給水できるようにしたことで、タンク式の煩わしさを軽減。洗浄力や細かな使い勝手も優れています(石井さん)

パナソニック
「卓上型食器洗い乾燥機 スリム食洗機 NP-TSP1」(実勢価格:8万円前後)

「NP-TSK1」と同様の本体サイズや洗浄力、収納力で、分岐水栓を使わないタンク式の給水方法を採用したモデル。給水口を本体下部に配置することで、使い勝手にも配慮。分岐水栓での給水に切り替えることも可能だ。

▲本体の前面下部に給水口を設け、給水カップを高く持ち上げることなく、楽に水を入れられるようにしている

 

■バケツからの自動給水で置きやすさと手軽さを両立

4人家族なら少し食器が多い時でも余裕がある容量。鍋なども食洗機で洗いたい人は大容量モデルがおすすめです(石井さん)

シロカ
「食器洗い乾燥機 温風乾燥タイプ SS-MH351」(実勢価格:6万9800円前後)

付属のバケツを使った自動給水式を採用するモデル。本体の奥行きが35cmとスリムながら、4〜5人分の食器36点をセットできる容量を備え、直径28cmまでのフライパンも洗える。最高75℃の高温洗浄と最大2mに達する高水圧で洗浄力も高く、UV除菌機能も備える。

▲シンクに置いた付属のバケツに水を入れて、そこからホースで自動給水する仕組み。水道工事が不要で本体の水を注ぐ手間もない

 

■シンク横にも置ける小型のタンク式モデル

小型で工事せずシンク横に置けるので、単身世帯や賃貸暮しの人におすすめ。弁当箱など小物を洗うのにも便利です(石井さん)

サンコー
「ラクア mini」(2万2800円)

幅30.8cm、奥行き31.5cmと設置面積が小さく、置き場所に困らないタンク式の食器洗い乾燥機。一度に2人分の食器などを洗浄可能。汚れや時間に合わせて強力洗浄から水洗いまで4つのモードを選べる。1回の洗浄での使用水量は約3.2L。

▲大皿、中皿、汁椀、茶碗、カトラリーなどを2点ずつ、計12点の食器を収納できる。55℃以上のお湯を噴射するので洗浄力も十分

 

■下からの給水でタンク式の手間を軽減

2〜3人の家庭向けの小型モデルで価格も手頃。下から給水できる点で同様の機種より使いやすいでしょう(石井さん)

MAXZEN
「食器洗い乾燥機 JDW03BS01-SV」(2万7800円)

食器約15点とカトラリーなどを一度に洗えるコンパクトなタンク式モデル。約70℃の温水を360度に回転する上下のシャワーノズルで噴射し隅々までしっかり洗い上げる。5つの洗浄コースを備え、最大24時間までの予約運転にも対応。

▲本体下部から給水する仕組みで給水の手間を軽減。タンク容量は約6L。分岐水栓給水への切り替えも可能

>> 特集【令和の新殿堂入り傑作モノ】

※2022年10月6日発売「GoodsPress」11月号50-51ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/高橋智>

 

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