【冬の最優秀ベストバリューモノ】
スマートフォンの話題は、iPhoneなどの最新上位機種に偏りがちだが、これらの価格は10万円超えも珍しくない。そんな中、近年はミドルクラスにコスパの高い実力派モデルが増えている。端末価格を抑えたい人は必見だ。
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圧倒的なスペックのカメラや高性能CPU、斬新な折りたたみ機構など、高機能化が著しいスマホのハイエンドモデル。その分、価格も高騰しているが、持て余すようなハイスペックは不要だという人も多いのでは。
そこで注目したいのが、2万〜6万円台のミッドレンジモデルだ。スマホのレビューを多数手掛けているITライターの村元正剛さんは、「このクラスの性能は侮れない」と実力を評価する。
「ハイエンドと比べると半額以下くらいですが、画面の解像度やカメラは一般のニーズ以上の性能を備えたものが多いです。処理能力を左右するチップセットも高性能なものを採用するモデルが増え、使い勝手も悪くない。大まかに見て、2〜3年前のハイエンドモデルと性能がそれほど変わらないと感じます」
多彩なメーカーが参入し、豊富なラインナップがそろうが、モデル選びで注目すべきポイントはどこだろうか?
「できれば高性能なチップセットを搭載している機種が望ましいです。日常的な使い勝手を考えれば、バッテリー容量なども大切。リフレッシュレートも最近は注目されています」
自分に必要な機能やスペックを見極めて、価格も性能も納得できるモデルを選びたい。
ITライター 村元正剛さん
iモードが開始された1999年からモバイル市場を追い、新機種のレビュー記事を雑誌やWeb媒体に寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている
【ミッドレンジモデルで注目すべきスペック】
■滑らかさを左右するリフレッシュレート
1秒間での画面書き換え性能を示すリフレッシュレートは、表示の滑らかさに影響する。最近は90Hzや120Hzのモデルが増加している。
■バッテリー容量と充電機能
5Gモデルはアンテナの電力消費が多いので、バッテリーは大切な要素。容量が4000〜4500mAh以上で、急速充電にも対応していると便利だ。
■動作がスムーズなチップセット
CPUやGPUをまとめたチップセットの性能は、処理能力を左右する。最近は QualcommのSnapdragon 695 5Gを採用する機種が目立っている。