毎年のイヤーカーを決める日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)。第43回となる2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤーは、日産 サクラ/三菱 eKクロスEVがイヤーカーに輝きました。COTYは1980年からスタートしていますが、40年以上の歴史の中で、軽自動車がイヤーカーになったのは初めてのことです。
一日数10kmの走行という使い方が多い軽自動車だからこそ航続距離を割り切ることで実現した企画性や、ガソリンスタンドが減少し続けている地方の過疎地域での社会的課題を解決する可能性、そして走りの良さや静粛性が評価されての受賞でした。
ただ、今や新車販売台数の4割近くが軽自動車という時代です。かつて軽自動車は“安かろう悪かろう”的な部分もありましたが、昨今の軽自動車は登録車に引けを取らない乗り心地は当たり前。装備も登録車から乗り換えても不満がないものが搭載されています。
2022年もフルモデルチェンジ、マイナーチェンジ、追加グレードなどで、さまざまな軽自動車が登場しました。その中で、筆者が気になった5モデルを紹介します。