■1.新しい時代を牽引するのはこのモデル
「GM-B2100D-1AJF」
7万1500円
初代モデルのデザインコードを継承しつつ、巧みにモダナイズさせたデジタル・アナログモデル「2100」シリーズは、既にヒットモデルとなっているが、今年はそのフルメタルモデルが登場。これは「GMW-B5000」や「AWM-500」に次ぐモデルであり、その出世スピードはかなりのモノ。
いわゆるラグジュアリースポーツウォッチの系譜にあるものであり、スーツスタイルにも似合う汎用性の高さにも注目したい。
■2.ストリートカルチャーを腕元に取り入れる
「GA-110SS-1AJR」
2万4200円
G-SHOCKはストリートカルチャーとの親和性が高い時計だが、このモデルはさらにその結合を強めたもの。デザイナーがG-SHOCKが歩んできた歴史に合わせて5モデルを選び、それと同時代のグラフィティの手法を時計に取り入れた。
単に華やかなだけでなく、ストリートカルチャーへの深い敬意を込めたスタイルが面白い。シリーズが全5本だが、コンプリートしたくなる。
■3.コラボレーションも進化中!
「DW-6900BWD-1JR」
1万8700円
高級時計ブランドとの競作で話題を集めるロンドンのデザイン工房「ヴァンフォード ロンドン」とのコラボレーションウォッチ。G-SHOCKではこれまでにも多くの大物とコラボレーションを仕掛けてきたが、こういった動きは今後も活発化するだろう。なぜならG-SHOCKのファンは世界に広がっており、これから頭角を現してくるクリエイターたちの多くが、G-SHOCKに触れているから。
これからのコラボレーションモデルにも、ますます注目である。
■4.過去の傑作を巧みに料理した1本
「G-B001NVE-9JR」
4万4000円
オールドG-SHOCKファンなら、この時計を見てピンときただろう。そのフロントのデザインから“ジェイソン”という愛称で呼ばれた傑作が、復刻した。といっても進化しており、交換用のバントとベゼルが同梱され、12通りの組み合わせが楽しめるようになった。
G-SHOCKの凄いところは、昔の定番モデルであっても魅力的であること。しかもそのスタイルを守りつつ進化させるという戦略は、今後も守って欲しいところである。
■5.ただならぬ存在感。まさにG-SHOCKの究極系
「MRG-B5000B-1JR」
46万2000円
1983年に誕生した「DW-5000C」は、時計の歴史に残る大傑作。そのスタイルをそのままフルメタル化するだけでなく、その磨きや質感を最高峰まで高めたのがこのモデル。徹底的に仕上げるためにケースは25個のパーツで構成され、高品位のチタン合金などを惜しげもなく使用している。
かなり高額モデルだが、それでもしっかり売れているというのは、熱いファンが多いから。G-SHOCKへの情熱は、まだまだ冷めることはないのだ。
>> G-SHOCK
<文/篠田哲生>
篠田哲生|男性誌の編集者を経て独立。コンプリケーションウォッチからカジュアルモデルまで、多彩なジャンルに造詣が深く、専門誌からファッション誌まで幅広い媒体で執筆。時計学校を修了した実践派でもあり、時計関連の講演も行う。
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