1.進化と伝統を再構築したニューバランスの最新モデル
ニューバランス
「90/60」(1万8700円)
2022年も「M2002R」や40周年を迎えた“990”の新作「M990v6」が注目集めるなど、大人スニーカーとして不動の人気を誇るNew Balance(ニューバランス)。そんな同ブランドから新しく誕生したのは、ヘリテージモデル同士を掛け合わせたフュージョンモデル「90/60」。フラッグシップモデルとして人気の900番台と、2000年代初頭のランニングシューズ「860」のテクノロジーとシルエットを現代的で洗練されたデザインへと再構築。
外側にはリフレクター素材、内側には白い糸で刺繍という内外で異なる“Nロゴ”のデザインもポイント。深みのあるカラーリングは、モノトーンやアースカラーのボトムスと相性抜群で大人の男性スタイルにぴったりです。
インスピレーションの源となった各モデルを誇張したミッドソールデザイン、踵部分のクリアなCRデバイスなど、細部まで徹底したこだわりも見逃せない特徴。また、ミッドソールに衝撃吸収素材“ABZORB(アブゾーブ)”を搭載することで履き心地もグレードアップ! クリーンで洗練されたデザインだけでなく、快適な履き心地で支持され続けているニューバランスらしい一足です。
>>ニューバランス
2.エレガントになったシンプルかつタイムレスな不朽の名作
アディダス
「STAN SMITH LUX」(1万6500円)
26年ぶりの「アディマティック」が復刻し注目を集めた2022年のadidas(アディダス)。そうしたなかでもアーティストやセレクトショップとコラボするなど変わらない人気を見せているのが“スタンスミス”です。
そんな王道スニーカーが、ラグジュアリーなムードをまとったプレミアム・エディション「STAN SMITH LUX(スタンスミス ラックス)」を発表。カジュアルからフォーマルまでファッションスタイルを選ばないタイムレスなデザインや、特徴的なディテールを受け継ぎつつも、しっとりとソフトなライニングやシュータンのロゴには高級感のあるマットメタリックを採用。定番コートシューズをラグジュアリーなスニーカーへと昇華されています。
カラーは、ロゴとヒールタブのカラーリングが異なる2種類のホワイトと、ソールからアッパーまで全体をブラックで統一したワントーンブラックの3色展開。ホワイトベースは従来の“スタンスミス”同様、足元にクリーンなイメージを持たせるのにうってつけ。ワントーンブラックは、同じブラックの中でも素材によるグラデーションになっているのが興味深く、モードな印象を持たせたい人におすすめです。また、セットアップなどのビジカジファッションとも相性がよく、オンとオフで使える汎用性の高さも魅力のひとつ。
>>アディダス
3.“脱スニーカー派”にハマった安心感抜群のワラビー
クラークス オリジナルズ
「WallabeeGTX」(3万3000円)
空前のスニーカーブームも少しずつ落ち着きを見せるなか、気分が高まっているのが上品な装いになる“革靴”です。ただ、スニーカーのような快適な履き心地に慣れてしまった後では、革靴の窮屈さには抵抗があるもの。そこで注目されているのが、革靴同然の上品な見た目を持ちながらスニーカー並の履き心地を持つクラークスの「ワラビー」。
袋状のモカシンアッパーは、アウトドア、ストリートのカジュアルスタイルからセンタープレスの入ったスラックスまで合わせられる万能性と、足の健康を考えられて作られた快適性を両立したシューズとして人気があります。
そして、2022年に発売されたのが「ワラビーゴアテックス」。防水・透湿性に優れたゴアテックスと防滑性にすぐれたビブラムソールを装備した全天候対応モデル。サンドスエードのアッパーとホワイトのソールにより足元を清潔感のある爽やかな印象に。また、ワラビーのもつ定番性は、時代に左右されずスタイリングで失敗したくない安心感を求める人にうってつけです。
4.レザーアッパーとラギット感のあるゴツゴツソールを融合した防水仕様のサイドゴア
コロンビア
「エクスペディショニストチェルシー」(1万9800円)
ブーツでいうとサイドゴアブーツが人気の一年でした。着脱のしやすさとゆったりした快適な履き心地は、アウトドアシーンだけでなくカジュアルやビジネスシーンでも使えることで重宝されています。
Columbia(コロンビア)の「エクスペディショニストチェルシー」は、定番のサイドゴアブーツのデザインに、クッション性の高いミッドソールとアウトソールを合わせることでハイテクスニーカーと同等の軽量さと履き心地を実現。レザーシューズの上品さとスニーカーの履き心地、アウトドアで通用する機能性を備えたコロンビアらしいサイドゴアブーツです。
靴の内側には、体温を反射して効率的に足を暖めるコロンビア独自の最先端保温機能“Omni-Heat Infinity(オムニヒートインフィニティ)”を搭載。また、防水透湿機能“Omni-Tech(オムニテック)”も採用しているため、雨や雪の日でも水の侵入を防ぎながら内部のムレを最小限に抑えられます。
ちなみに、サイドゴアブーツはロンドンのチェルシー地区に住む芸術家などが好んで履いていたことから“チェルシーブーツ”とも呼ばれるようになったといわれています。
>>コロンビア
5.キャンプもフェスも街もシームレスに過ごせる冬用「ジャングルモック」
メレル
「WINTER MOC 3」(1万4850円)
ここ数年のトレンドである“着脱のしやすいシューズ”の筆頭格のモックシューズ。その人気を牽引するのが、1998年の登場以来、累計1000万足以上の販売実績を誇るMERRELL(メレル)の「ジャングルモック」。
今回紹介する「ウィンター モック 3」は、2000年に発売されたクラシックなウィンターパフォーマンスシューズ“WINTER MOC”を当時のままのデザインで復刻したアーカイブモデルです。キャンプやフェス、アウトドアのイメージが強い名作ですが、スッキリしたシルエットは街ばきとしても◎。また、何よりも快適な履き心地は、一度はいたらヤミツキに! 多くのファンを持つ傑作シューズです。
進化した「ウインターモック 3」は、着脱が容易で伸縮性に優れている100%リサイクル素材を採用したネオプレーン素材の履き口や、温かみのある柔らかなフリース素材の裏地など、寒い日でも暖かく過ごせるディテールが満載。
また、アッパーに採用された撥水加工されたスエードレザーを採用。さまざまなフィールドで優れたグリップ力と耐久性を発揮する“メレルステッキーラバー”のアウトソールと相まって、急な雨にも対応してくれる一足に仕上がっています。寒い時期の雨靴として持っておくととても便利ですよ。
>>メレル
<取材・文/宇田川雄一>
宇田川雄一|スタイリスト。大学卒業後、アシスタントを経て2008年フリーに。モノ誌やWeb媒体を中心に、広告、PVなど幅広く活動。メンズのビジネススタイルを得意とし、雑貨、インテリアなどライフスタイル全般にわたってスタイリングしてきた経験を生かし、執筆も行っている。
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