1. 燃焼器具の使用を考慮したSOTO“初”のテント
SOTO
「HORUS SOLO T/C ST-810」(9万9000円)※4月発売予定
サイズ:W300×D250×H160cm(フルクローズ)
重量:約10kg(陣幕、ポール、ペグなどを含む)
ガスバーナーなどの燃焼器具を製造するSOTOから登場したワンポールシェルターです。難燃性のあるポリコットン(T/C素材)を採用するなど、ガスや焚き火の使用を考慮した設計はSOTOならでは。拡張性が非常に高く、標準で付属する陣幕やサブポールを活用すれば、さまざまなシチュエーションに合わせられます。
天井側のキャノピーを開けることで、寒風を防ぎつつ燃焼器具の使用も可能に。夜にはテント内から星空も眺められ、実用性とロマンを兼ね備えたひと張りです。
※燃焼器具を使用する際は、安全のためSOTO製のガス器具に限ります
シェルター+陣幕の構成にすることで、焚き火時の使用もバッチリ。風防効果で火が消えにくく、調理や暖をとるのに役立つはずです。ちなみに焚き火で使用する際は、換気のため寝室のシェルターを全開にする必要があります。
冷気や雨風の侵入を防ぐスノースカートを標準装備。寒さとの戦いになる冬キャンにおいて、必須といえる機能がきちんと備わっています。
>> SOTO
2. 端正なシルエットが目を引く新シーズンの注目株
TOKYO CRAFTS
「ダイヤフォートTC」(3万9800円)
サイズ:W330×D275×H215cm(ポール、ロープを除く)
収納サイズ:23×23×50cm
重量:約7.5kg
タープの「ダイヤモンド張り」を思わせる端正なフォルムの一張り。高さと開放感のある前室と「ちょうどいい」広さの寝室を効率よく組み合わせることで、ミニマルでありながら快適な空間を演出してくれます。前面・後方パネルをメッシュに切り替えたり、スカートを巻き上げたりすることで夏でも使用可能。現在は予約受付中で、2023年4月上旬より発送開始予定です。
室内はコットが置けるほか、ソロキャンパーが寝泊まりするのに必要十分な広さを確保。前室と組み合わせて快適なプライベート空間を作れます。
寝室の背面底部にはメッシュのベンチレーションを配置。冬キャンプの換気目的だけでなく、風が抜けるので夏には涼しくキャンプが楽しめます。
付属のバッグに入れればコンパクトに収納可能。長辺でも50cmとギアボックスにスッキリと収まるほか、バイクへも積載しやすいサイズ感ですね。
3. 多様なスタイルにアレンジできる4in1テント
DOD
「パップフーテント3」(4万4000円)
サイズ:W220×D250×H170(~140)cm
収納サイズ:55×23×23cm
重量:9.8kg
シンプルな形状ながら、サイドパネルの開閉次第でパップテントとベイカーテントになる「シンプルモード」のほか、ミニタープをキャノピーにしたり、焚き火時の陣幕にしたりと4種類のモードを使い分けられます。また火の粉があたっても燃え広がりにくいポリコットン生地を使用しているので、テントの近くでも焚き火が楽しめます。
サイドパネルを閉じることで、ベイカーテントのようなカタチに変身。雨風を防ぐ効果もあるので、天候にあわせたアレンジがオススメです。
寝室のドアパネルやサイド側にはメッシュ生地を採用。夏場には涼しく過ごすことができるほか、結露の軽減にも役立ちます。
ふたつを接続することで、寝室はそれぞれひとりで使いリビングを共有する「ソロデュオモード」に。プライベートを確保しながらデュオキャンプが楽しめます。
4. 二又ポール&煙突穴を採用した冬でも居住性◎なテント
WAQ
「Alpha TC SOLO DX」(3万9800円)
サイズ:W300×D300×H180cm
収納サイズ:28×28×58cm
重量:9.5kg
人気テント「Alpha TC」を、ユーザーからの声を反映させてパワーアップ。ポールを二又タイプのものに変更し、ワンポールテントの弱点であった居住性を向上させています。さらに薪ストーブ用煙突穴の標準装備することで、冬キャンプでも暖かく過ごせるように。価格もお手頃なので、薪ストーブデビューにぴったりな一張りです。
フライシート上部には薪ストーブの煙突を出す穴が設けられています。従来のようにファスナー部分に煙突を通す必要がないので、テント内の居住性もアップ。
色は「タン」「オリーブ」「ブラック」の3種類。どれも男前でキャンプシーンにぴったりなカラーリングが揃っています。
5. コスパも優秀なTC製ソロ用パップテント
QUICKCAMP
「ポリコットン ツインポールソロテント」(2万4800円)
サイズ:W335cm×D180×H130cm
収納サイズ:W50×D20×H20cm
重量:約7.8kg
設営に使うポールやガイロープ、頑丈なスチールペグなどが全て付属。生地には火の粉に強いポリコットン(TC)素材を採用しているほか、スキマ風や虫の進入を防ぐスカートや、通気性に優れたフロントメッシュなど実用性もバッチリ。それでいてアンダー3万円という価格設定は魅力的です。
ポリコットン生地は火の粉が飛んでも穴が空きにくいので、焚き火に憧れるソロキャンプ初心者にもオススメ。
メッシュパネルは巻き上げてフルオープンも可能。テント内にはランタンなどが吊るせるフックが3か所付属しています。
<文/古澤 健太郎(GoodsPress編集部)>
古澤 健太郎
編集者、ライター。得意分野は登山やキャンプなどのアウトドアで、ギアの新作展示会に足を運ぶのがなによりの楽しみ。日本山岳ガイド協会認定・登山ガイドステージⅡの資格も持つ。『GoodsPress』編集部所属。
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