【GoodsPress AWARD 2022】
機能、デザインはもちろん、革新性、コストパフォーマンスなど、さまざまなアプローチで我々を刺激したアイテムを表彰する年末恒例「GoodsPress AWARD」。各ジャンルの識者が厳選した“2022年の顔”をぜひチェック。
下ごしらえやドリンク作りに活躍する家電にも注目モデルが登場した2022年。引き続き自宅での調理を楽しむ人が多くいる中、お店のクオリティを再現できるような、ちょっとした贅沢気分を味わえる家電が増えている。
※2022年12月6日発売「GoodsPress」1・2月合併号56-57ページの記事をもとに構成しています
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コロナ禍の流れで、自宅での調理や食事が当たり前になっている人も少なくないだろうが、調理家電にもこの情勢に合致した製品が増えている様子。時短や手間要らずをうたうものが多い中で「プラスαの価値を提案する家電も目立ってきた」と家電ライフスタイルプロデューサーの神原サリーさんは話す。
「全体ではコンパクトで少量調理に対応した家電が増えている印象ですが、その中でも本格派の味や仕上がりを追求した製品が目を引きます。卓上などで気軽に使えるのにお店のクオリティを再現でき、自宅で“プチ贅沢”を楽しめる家電です」
下ごしらえに使うものからドリンク系までジャンルは多彩だが、いずれも使い勝手に注力している点は共通要素といえる。
「料理のクオリティを少し高めるひと手間が、簡単操作で失敗せずにできる。調理工程を楽しめることも含めて、本格的な気分を味わえるわけです」
便利なキッチン家電でプチ贅沢。今後もこのトレンドが定着していきそうだ。
家電ライフスタイルプロデューサー 神原サリーさん
新聞社勤務、フリーライターを経て独立。広尾の家電アトリエをベースに幅広い媒体での執筆や商品企画、コンサルティングを手掛ける。テレビやラジオ出演も多数。YouTube「神原サリーの家電アトリエ channel」も人気
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