【春の最新ヒット良品&流行モノ ベストバイ】
ハイエンド帯とエントリー帯の二極化が進むなか、2022年後半にはミッドレンジモデルでもハイエンドに匹敵する体験を実現した選択肢が増えた。2023年春も市場におけるこうしたモデルの存在感はまだまだ強く、主要な選択肢としてチェックしておきたい。
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スマートフォンについては、PC市場と比べるとまだインパクトある新モデルがあまり登場していない印象だ。
一方、2022年後半に登場したミッドレンジモデルは、まだ人気が継続している。特にグーグルの「Pixel 6a」は、コストパフォーマンスの高さからその傾向が顕著だ。対抗馬としてシャープの「AQUOS sense7」も見逃せない。
また、一部モデルに関してはオープンマーケット版モデルの発売もトピック。例えば、ソニーの「Xperia 5」は2022年秋発売のモデルだが、2月に改めてメーカーモデルが発売。従来以上に通信キャリアの契約状況によらず、手を伸ばしやすくなっている。
ユニークな機種としては、NTTドコモから登場したFCNT製の「arrows N F–51c」も挙げられる。同機は「サステナブル」や「エシカル(倫理的消費)」といったキーワードを強調した製品。受け取り方は人それぞれだろうが、スマートフォンの選択の基準として、こうした視点が提案されだしてきていることも、重要な変化だろう。
そのほか、国内発売は未定なものの、グローバルで発表されたGalaxy Sシリーズについては把握しておきたい。
ITライター 井上晃さん
スマートフォンやタブレットなどのデジタル機器をベースにしながら、最新ガジェット、デジタルサービスなど幅広く網羅するIT系ライター。雑誌やWebメディアなどを中心にレビュー、コラムなどを寄稿
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