【春の最新ヒット良品&流行モノ ベストバイ】
音楽の配信サービスが普及した今、好きな曲を聴くのはスマホやPCのみという人も少なくないだろう。だが、本気で音楽と向き合うなら高音質なプレーヤーを使いたいところ。そこで注目したいのが、ラインナップが豊富になってきたネットワークオーディオプレーヤーだ。
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ネットワークオーディオプレーヤーは、大まかに言えば各種音楽サービスに対応した据え置きプレーヤーといった機器で、オーディオメーカー製ならではの高品質と多彩な音源に対応する機能性が魅力。近年は徐々に製品がふえつつあると同時に「バリエーションや組み合わせも多彩になってきた」とオーディオビジュアルライターの折原さんは話す。
「Spotifyなどのサブスク音楽配信からAirPlayを使った再生まで、今はさまざまなスタイルで音楽を聴けるようになってきましたが、これらに幅広く対応するオーディオ機器が増えています。専用プレーヤーだけでなく、アンプにネットワーク機能を加えたものや単体でネットにつながるスピーカーなど、選択肢が豊富になってきました。また、高音質再生ソフト『Roon』も音楽ファン中心に注目されていて、対応機種も徐々に増えています」
機器ごとに機能や対応する音楽サービスが異なり、スピーカーやアンプなどとの組み合わせも悩ましいが、それらを探すのも楽しみのひとつ。
「本格オーディオとして使うなら相応の価格帯で高性能なものを選ぶべき」(折原さん)と、妥協せずに探していけば、自分だけの最高リスニング環境を作れるはずだ。
オーディオビジュアルライター 折原一也さん
PC系出版社の編集職を経て独立し、オーディオ・ビジュアル専門誌やWeb媒体、モノ情報誌などでトレンド解説や製品情報をレビュー。多彩な記事を執筆している。2009年からVGP審査委員も務めている
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