男カワサキがぶち上げた“ヨンヒャク”復権の狼煙【最旬!バイクライフ】

■ホンダ、ヤマハ、スズキも注目モデル目白押し!

今春のニューモデルはカワサキのパンチが強烈だったが、ホンダやヤマハ、スズキといった国内メーカー勢も黙っていない。個性派揃いの新車を数多く発表するなど、凄まじい盛り上がりを見せている。

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カワサキがヨンヒャクを活性化させたように、ヤマハは125ccクラスで反撃に!

国内ラインナップで絶版となっていたギヤ付きを復活させ、新機種を3連発で投入。昔ながらのスタイルを最新のバイクで表現する「ネオクラシック」はトレンドになっているが、シーンを牽引するXSRシリーズの末っ子を日本向けに送り込む。

これまで海外使用が存在し、国内発売も待望されていたが、ついに需要に応えたカタチだ。同様に欧州・アジア圏で販売されていた「YZF-R125/R15」や「MT-125」も足並みを揃えている。

ホンダの新型「XL750 トランザルプ」は、日常使いから世界一周までを叶えるオールラウンダー。ダートの走破力もあり、アップマフラーやセミブロックパターンのタイヤを備える「CL250」といい、ホンダは休日の冒険に付き合ってくれる頼もしい相棒を提案してきた。

スズキは新開発のエンジンとフレームレイアウトで、アグレッシブなストリートファイター「GSX-8G」を新発売。クランク軸に対して、1次バランサーを2軸で90度配置する量産二輪車初の技術を用い、スムーズな走行とコンパクト・軽量化を実現している。国内4メーカーが個性を光らせた新車ラッシュに、バイクファンよ大いに悩め!!

 

<YAMAHA>

■これを待っていた!RZにもあった125版

YAMAHA
「XSR125」(価格未定)

欧州仕様にはよりレトロなスポークホイールバージョンも存在! 国内でも販売されることを願います

伝統的なデザインを現代風のテイストで表現するのが「スポーツヘリテージ」と呼ばれる新ジャンルで、欧州で火がつき日本でも人気急上昇中! ヤマハXSRシリーズはその代表格で、’80年代のRZだっりTZRのゴロワーズなど往年のカラーを900や700で復活させ、ファンを虜に。その末弟となる125cc版が新登場し、ついに国内導入か!?

 

■ヤマハ自慢のスーパースポーツYZF-Rより選びやすく!

YAMAHA
「YZF-R125/R15」(価格未定)

欧州版ではクイックシフターがオプション設定されるなど仕向地によって装備が異なります。国内仕様の詳細はまだ未定

フルカウルで、しかも兄貴分たちと共通イメージでエッジのしっかりと効いた本格派スタイルが小排気量モデルで欲しい! そんな要望に応え、国内向けに登場してくるのが「R125&R15」だ。モノアイのヘッドライトで、「R7」に似たフロントマスクとなった。高速道路も走行したいのならR15がオススメ!

 

■ヨーロッパで人気を博した実力者が満を持して国内へ!

YAMAHA
「MT-125」(価格未定)

欧州仕様はトラクションコントロールを搭載するなどクラスを超えた装備。日本向けも豪華かもしれませんよ!!

筋肉隆々のマッチョなスタイルで、力強い走りを見た目でもアピール。湧き上がるトルクや俊敏さが持ち味のMTシリーズの末っ子は、初代が2014年に発表され入門モデルとして欧州で販売されてきたが、待望の日本デビュー。ツインアイの最新式はスマートフォンと連動するなど装備が充実している。

<HONDA>

■ダートの匂い漂わせストリートバイクブーム再燃させる

Honda
「CL250」(62万1500円)

アップハンドルや低回転域でトルクフルな単気筒エンジンは街乗りで扱いやすく、ストバイとして大ヒットの予感!

アップタイプのマフラー、セミブロックパターンのタイヤなど’60年代に流行したスクランブラースタイルを現代風にアレンジ。オフロード専用車がまだなかった時代、ダートを駆け抜けるための工夫が際立つ個性となってよみがえった。フラットシートやタンクパッドなどトラディショナルな装いで、タフでレトロなスタイルに。

 

■親しみやすく頼れるタフネスデザインは空力にも優れる

Honda
「XL750 TRANSALP」(126万5000円)

突起や段差のない滑らかなボディラインは高速巡航も得意。実力はオールラウンダーを求めるアナタにオススメです

1987年から2002年までに4モデルが製造販売されていた懐かしのブランドが復活。今では大人気となっているアドベンチャーやデュアルパーパスの元祖で、欧州で人気を博した。もしも、’91年の国内専用車「トランザルプ400V」を知っているならアナタはツウすぎる。再評価され、並列2気筒の754ccパラツイン搭載で新登場だ!

<SUZUKI>

■ワンランク上のラグジュアリースクーター

SUZUKI
「BURGMAN STREET 125 EX」(31万7900円)

エンジンは500万台の実績があるSEPを進化させたSEP-α。アイドリングストップを備え、燃費と静粛性も高次元で両立!!

流麗なラインと豊かなボディワークによって、クラスを超えたボリューム感と上質さを演出。ロングホイールベースと前後12インチのアルミ製ホイールで直進安定性や乗り心地にも優れ、卓越したトータルバランスを実現している。フル液晶の多機能ディスプレイやUSB電源、容量21.5Lのシート下トランクなど日々の使い勝手にも配慮している。

 

■技量を問わず日々のライディングを存分に楽しめる

SUZUKI
「GSX-8S」(106万7000円)

扱いやすいパワーと軽快な走りは上級者を唸らせるとともに、大型入門機をしても最適。長く付き合える相棒になるはず

新開発の775ccパラレルツインエンジンを高剛性スチールフレームに搭載。縦2灯LEDライトやタンク周りのボリューム感、ウエスト&リヤの引き締まったラインのコントラストはストリートファイター「GSX-S」シリーズに共通するもので、トラクションコントロールやクイックシフター、イージースタートシステムなど電子制御も先進的。

※2023年4月6日発売「GoodsPress」5月号94-97ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【最旬!バイクライフ】

<文/青木タカオ>

 

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