＜こんなモノが高額化傾向！＞
作品として良くて、ボディが高クオリティ、プリントはシルクスクリーン
畠中さんも述べているように、この3つの条件を備えているモノは映画モチーフに限らず、ヴィンテージTシャツとしての評価も高いとされている。
■「weber」畠中さんお気に入りムービーTシャツ5選
1. 93年・ジョニデ×ディカプリオシンプルなデザインが魅力
＜お宝ポイント＞もそもほぼ市場に出てくることのない希少性
「ギルバート・グレイプ」（相場価格：約3〜20万円）
「数々の映画Tシャツを見てきましたが、この作品はブートを含め本当に出てこず、初見の方も多いはず！」（畠中さん）。背面のパラマウント・ピクチャーズのロゴも、映画好きにはたまらない。
2. キューブリックの名作SFは恐らくファン制作によるブート
＜お宝ポイント＞ブートだからこそできた凝ったグラフィックや配色
「時計じかけのオレンジ」（相場価格：約3〜20万円）
恐らく公開当時にファンが制作したブートモノ。「勢いのあるグラフィックや色使いを手刷りのシルクスクリーンで表現しており、ただならぬオーラを感じるオンリーワンな1着です」（畠中さん）
3. 名作マフィア映画の3作目を最高のプリントサイズと配色で
＜お宝ポイント＞一般販売用ではなく音響チーム用の非売品
「ゴッドファーザー PART III」（相場価格：約3〜10万円）
「シリーズ他2作に比べて、賞や興行にも恵まれなかったため、Tシャツも極端に少ない気がします」（畠中さん）。控えめサイズの作品ロゴに配色と、バランスの良いデザインに仕上がっている。
4. グラフィックデザインの良さでトップ級人気を誇るカルト作
＜お宝ポイント＞名優デニス・ホッパーをメインに使ったデザイン
「ブルーベルベット」（相場価格：約3〜10万円）
86年公開、デヴィッド・リンチ監督が手がけたカルト作品からの1枚。「数パターン存在していますが、デニス・ホッパーのこちらのデザインが、中でも特に人気となっています！」（畠中さん）
5. 主題歌も大ヒットしたラブコメ金字塔の希少なフォトT
＜お宝ポイント＞主演俳優2人の写真がプリントされている
「プリティ・ウーマン」（相場価格：約3〜10万円）
「肖像権の問題で俳優の写真がプリントされたモノは少ないなか、主演2人の写真が使われているのがポイント」（畠中さん）。90年代フルーツ・オブ・ザ・ルーム製ボディも古着的に高評価。
※2023年5月6日発売「GoodsPress」6月号72-73ページの記事をもとに構成しています
＜取材・文／NOHOHON PRODUCUTION＞
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