<こんなモノが高額化傾向!>
当時のもので整備済みは貴重。デザインに優れたものが人気
流通数が減少しており、特に使用できるコンディションのラジカセは人気が高い。今見てもかっこいいデザイン性の高さもポイントだ。
■「デザインアンダーグランド シブヤベース」高額ラジカセランキング
※販売額は取材時のものになります
【1位】当時の技術を集約。ランナウェイシリーズの最高位モデル
<お宝ポイント>70年代後半の最高級ラジカセ
パイオニア
「SK-95」(13万2000円)
メタルテープ対応、マルチプレイデッキなど、当時のパイオニアの最新技術が集約された高級ラジカセ。「発売当時はこれよりワンランク下のモデルの方が売れたため、生産台数が比較的少ないんです。しかも、きちんと整備されていて動く状態のものは、今となってはほとんどないかもしれません」(松崎さん)
【2位】カラオケ機能を搭載。重厚なルックスは海外でも人気
<お宝ポイント>カセットのスピードコントロール機能
シャープ
「GF-305SB」(7万9800円)
70年代後半は一般家庭でホームカラオケが流行り、ラジカセがカラオケマシンに進化。その流れに乗り、カセットのピッチコントールやマイク用のエコーを搭載。「2本出しアンテナで、パワフルな出力。重厚なデザインは海外のオーディオマニアにも愛好されています」(松崎さん)
【2位】ラジカセでテレビが見られる。人気を博した合体家電
<お宝ポイント>テレビ付きという特殊性や状態の良さ
ソニー
「FX-300(Jackal300)」(7万9800円)
白黒ながら個人で持てるパーソナルテレビ付きラジカセ(ラテカセ)として当時人気に。「テレビ搭載というギミックが今でも人気のある製品です。アンテナはカメラのフィルム巻き上げレバータイプで、全体的に凝った仕様。ミリタリー調のデザインも良いですし、このような状態の良いものは流通量が少なくなっています」(松崎さん)
【4位】赤が鮮烈。ファッショナブルなラジカセとして一世風靡
<お宝ポイント>当時のヒット作。今でも聞けて音が良い
サンヨー
「MR-WU4mkⅡ」(6万9800円)
「80年代に女性をターゲットにしたラジカセとして発売されて大ヒットし、赤が一番人気でした。ポップなデザインに見合わず音が良いですし、ダブルカセットだからダビングも可能。ラジカセは動くからこそ価値がありますが、これは今でも全ての機能が動作します」(松崎さん)
【5位】1970年代の大ヒットシリーズは、高級感と音の良さで今も人気
<お宝ポイント>ミキサー卓を彷彿とさせるスイッチレイアウト
ソニー
「CF-1980mlⅡ(マーク2)」(6万6000円)
1970年代に大ヒットしたCF-1980の後継機。「金属を取り入れた高級感と、性能がさらにアップしてこれもまた大人気モデルになりました。コンパクトモノラルながら、ミキサー卓を彷彿させるスイッチレイアウトなど高級感のあるデザインと音の良さが魅力で、今も人気があります」(松崎さん)
■ブランクカセットテープもアツイ!
▼1979年に誕生。メタルテープの代名詞的1本
<お宝ポイント>筐体に金属を使用。見た目の格好良さ
TDK
「MA-E C-60」(1万4800円)※1本
「流通量はかなり少なくなってきています。本体を金属で作り込んだデザインは、メタルテープを使う醍醐味を味わえる製品として他に類を見ないですね」(松崎さん)
▼リールが回転。音楽を聴きながら目でも楽しめる
<お宝ポイント>リールでメタルテープは超希少
TEAC
「STUDIO/46S」(2万4800円)※1本
「TEACはリールカセットテープをテープの主役に踊り出したメーカーで、リールが回転する模様はとても楽しく見るものとしての価値も見出した画期的な商品です」(松崎さん)
※2023年5月6日発売「GoodsPress」6月号80-81ページの記事をもとに構成しています
<写真/河田浩明 取材・文/NOHOHON PRODUCUTION>
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