◾️今回の遊戯王カード最高値は700万円。デュエルスタンバイ!
子どもの頃、『遊☆戯☆王』に親しんでいた20〜30代男性を中心に、初期カードの人気が高まっています」と話す榊さん。コロナ禍で、爆発的にファンが増えたのではないかと推測する。
「その中でも“レリーフ”の愛称で親しまれる特殊な印刷が施された初期カードは、特に人気が凄まじく、数万円以上の値段がつくことも多々。取引価格の跳ね上がりという意味でも人気を支えていると感じています」
では、それらを考慮した上で今後注目すべきカードとは?
「今回紹介する青眼の白龍のように“みんなの憧れのカード”の人気は、さらに高まると思うので入手はお早めに!」
<こんなモノが高額化傾向!>
人気は初期カード。さらに大会優勝者への賞品カードは超お宝級!
一般販売カードでは、初期に登場した通称“レリーフ”が高騰中。本来であれば大会参加者しか手に入らないカードは、もし見かけたら即入手が基本。
■高額遊戯王カードランキング
※価格は取材時のものになります
【1位】これ1枚あるだけで高級車だって買えてしまう通称“シクガール”
<お宝ポイント>人気キャラで大会優勝賞品、発行も約400枚
「ブラック・マジシャン・ガール(G3-11、シークレットレア)」(700万円)
2000年に開催されたゲームボーイソフトの大会優勝者のみに贈られたプロモカード。「コレクター間では“シクガール”と呼ばれ、発行枚数と現存枚数の少なさから圧倒的高額で取引されることも多く、カード1枚で高級車が買えるというインパクトも凄まじいですよね」(榊さん)
【2位】圧倒的人気を誇る青眼の白龍の中でも、発行約1000枚の超レアもの
<お宝ポイント>1999年に開催されたイベントの入場者特典
「青眼の白龍(シークレットレア)」(250万円)
1999年に開催されたイベントの入場者に限定1000枚で配布されたカードで、通称“シクブル”と呼ばれ親しまれている。「ここ数年でグングンと価値が上がっているハイエンド品のひとつです。この価格は2年ほど前のもので、現在なら倍以上の値段がつくと思われます(榊さん)
【3位】歴代シリーズの中にあって、もっとも古いプロモーションカード
<お宝ポイント>ゲーム全国大会の入場者特典で発行約400枚
「女剣士カナン(ウルトラレア)」(245万円)
1999年に開催されたゲームボーイの全国大会の入場者に限定400枚配布。「最初のシリーズ『Vol.1』が発売された直後に発行された、最も古いプロモカードという位置付けになります。以前、店頭で販売した際はわずか2時間ほどで完売したのを今も覚えています(榊さん)
■「エルドラード」過去最高額(一般販売カード部門)はコレ!
▼立体的な彫りが美しい2001年の青眼の白龍
<お宝ポイント>通称“レリーフ”のアルティメットレアVer.
「青眼の白龍(アルティメットレア)」(40万円)
2001年に発売されたパックに収録された青眼の白龍のアルティメットレアVer.。コレクターの間では“レリーフ”の通称で呼ばれる。「ここ数年の遊戯王ブームを牽引する1枚です」(榊さん)
※2023年5月6日発売「GoodsPress」6月号82-83ページの記事をもとに構成しています
<写真/河田浩明 取材・文/NOHOHON PRODUCUTION>
【関連記事】
◆どのキャラにする?151匹から選べるポケモンのはんこ付きボールペンが登場!
◆小っさ!世界最小級ブロックで「ミニミニポケモン」を作ろう!
◆ポケモンGOがはかどる!?伸縮タイプのモンスターボールUSBケーブル