成熟したスマホ市場はスタンダードクラスが大豊作!【GoodsPress 2023上半期AWARD】

【GoodsPress 2023上半期AWARD】

2023年上半期で堅調だったのは、iPhoneのスタンダードモデルやミッドレンジのAndroidスマートフォンなど――。ここでは実際にユーザーから選択された端末や、バランス感の良かったモデル、個性の際立った機種などを中心に評価した。

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20万円近いフラグシップから低価格のモデルまで、昨今のスマートフォンは幅広い価格帯から選べる。しかし現実的に消費者から選択されたのは、10万円前後のスタンダードモデルのようだ。

BNCランキングによれば1〜3月の売れ筋モデルとして「iPhone 14」が上位に名を連ねた。3月に新色「イエロー」が追加されたことも追い風となっただろうが、旧機種やSEがありつつも最新機種が堅実に高く評価されたのはさすがのブランド力だと言える。

一方、Android端末については、Galaxyを除けば、新鮮な選択肢が少なかった印象がある。5月に入り、ようやくXperiaやAQUOSなどの夏モデルの話題が出始めているものの、上半期全体での評価としてはまだ未知数。1月にオープンマーケット版が発売された「Xperia 5 IV」などバランス感の良い機種を選出した。

また、「エシカルな選択肢」をアピールしたブランディングの新しさという点で、2月に発売された「arrows NF-51C」も強く記憶に残る一台だった。廉価帯としては、4月に発売されたモトローラ「moto g13」など、デザインが一層洗練されたモデルが目立った。

ITライター 井上晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、最新ガジェトやITサービスなど取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway

 

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