【GoodsPress 2023上半期AWARD】
今年上半期も数々の新モデルが登場し、「熱さ」が続くイヤホン・ヘッドホン市場。ミドル、ハイエンドとクラス別に上半期のベストバイをオーディオ・ビジュアル評論家がセレクト!
* * *
今年もブーム絶頂のイヤホン&ヘッドホン。大賞に輝いたテクニクスの完全ワイヤレスイヤホン「EAH–AZ80」を発売前に試聴したAV評論家の折原一也さんは、「圧倒的な高音質、業界トップクラスのノイキャン、そして通話性能と機能性まで揃った正統派トップモデルです」と高く評価。一方で、イヤホン市場ではカジュアルな音楽リスニングを志向する“ながら聴き”も浸透。
「骨伝導タイプやオープンイヤー型など既存技術を活用したモノがほとんどですが、NTTの研究から生まれたnwmのイヤホンは音漏れしないオープンイヤーの意欲作として注目です」
トレンド激変の渦中にあるのがヘッドホンだ。ハイエンド・オーディオの世界も健在ではあるが、大賞に選ばれたのは1万円以下のエントリークラス。
「『WH–CH520』はお手頃価格で音質重視のサウンドと、リモートワークに向けた通話や取り回しの良さが揃った新スタンダードのベストバイ。『WF–C700N』と合わせて、市場の変化の捉え方が巧みです」
ゲーミングヘッドセットも今後のスタンダードとなり得る。
「HS65 Wirelessは低遅延、会話、サラウンドとゲーミングを全方位でカバーした注目機です」
AV評論家 折原一也さん
オーディオ・ビジュアル専門誌やWeb媒体、商品情報誌などでトレンド解説や製品レビューなど多彩な記事を執筆している。2009年よりVGP審査員も務めている
- 1
- 2