ミリタリー系か、スマートウォッチ系か。登山系ウォッチの新技術に注目!【タフウォッチ大図鑑】

■1960年代に誕生し2022年に甦った冒険家のためのツールウォッチ

TUDOR
「RANGER」(36万3000円)

英国海軍により1952年から1954年に行われた北グリーンランド遠征探検。その際に隊員たちが携行しテストした特殊仕様の「オイスタープリンス」をルーツとするツールウォッチが、チューダーが2014年に発売した「ヘリテージ レンジャー」。2022年にアップデートされ、日本でも発売が始まったのが精悍なヴィンテージデザインのこのモデル。21世紀の「冒険家のためのシンプルウォッチ」として、これは絶対に見逃せない1本だ。

【SPEC】自動巻き。SSケース。ファブリックストラップ。ケース径39mm。100m防水。COSC認定クロノメーター

▲ルーツとなった「オイスタープリンス」Ref.7995

▲針やインデックスはヴィンテージ感たっぷりで、しかも視認性抜群

 

■シンプルな王道を行くデザイン!沢登りでも安心して使える

HAMILTON
「Khaki Navy Scuba Quartz」(8万2500円)

アウトドアキャンプなど、暗いところで使うときに大切なのが、とにかく機能がシンプルで時刻が読み取りやすいこと。NATOタイプのストラップのように長さの調節が簡単で、アウトドアウエアの上から着けられるものがいい。ミリタリーウォッチがルーツのこのモデルはそれら条件にぴったり。ねじ込み式リュウズを採用しているので、川遊びや沢登りにも安心して使える。

【SPEC】クォーツ。SSケース。NATOテキスタイルストラップ。ケース径37mm。ケース厚10.77mm。10気圧防水

 

■マルチツールに通じる骨太デザイン!安心のISO認定の耐衝撃性&防水性

VICTORINOX
「Journy 1884」(10万2300円)

ツールナイフ(マルチツール)のトップブランド・ビクトリノックスが創業年を名に付けたこの時計は、ISO1413認定の耐衝撃性とISO22810認定の20気圧防水をクリア。ラバーやパラコード、ウッド製のストラップやSSブレスレットに簡単に交換できるシステムも採用されているので、アウトドアはもちろんオフィスでも活用できる。

【SPEC】自動巻き。SSケース。レザーストラップ。ケース径43mm。ケース厚12mm。20気圧防水

 

■各種センサーで野外活動をサポート!メタルベゼルもタフ気分たっぷり

CASIO
「PROTREK Climber Line PRW-6900Y-3JF」(6万8200円)

アウトドアスタイルをデザインのテーマに、斧やアウトドアナイフや焚き火の炎などをベゼルや針のモチーフにしたハードなデザインが魅力。標準電波による時刻の自動修正に加えて、内蔵のセンサーで方位計、高度&気圧計、温度計など登山やキャンプなどに役立つ機能を搭載。まさにアウトドアのために生まれたモデルだ。

【SPEC】ソーラー電波クォーツ。樹脂ケース。SSベゼル。ケースサイズ縦49.6×横44.8×厚さ14.7mm。10気圧防水

▲温度計、方位計、気圧計、高度計表示

 

■アウトドアからダイビングからスポーツまであらゆる活動をカバー

HUAWEI
「HUAWEI WATCH Ultimate」(13万5080円)

20種類以上のプロスポーツモードと100種類以上のカスタムワークアウトモードに対応。その中にはダイビングのようなマリンスポーツや、ハイキング、クロスカントリーランニング、登山などアウトドアアクティビティも。バッテリーライフも14日間持続して、心拍数や睡眠スコア、ストレススコア、血中酸素レベルなどの異常を通知。ビジネス用スマートウォッチとしての機能も充実していて見逃せない。

【SPEC】充電式スマートウォッチ。非晶質ジルコニウム&セラミックケース。ケース径48.5mm。ケース厚13mm。10気圧防水。対応スマートフォン・iOS9.0以降のiPhone。Android 6.0以降のAndroidスマートフォン

※2023年6月6日発売「GoodsPress」7月号128-129ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【タフウォッチ大図鑑】

<取材・セレクト・文/渋谷ヤスヒト>

 

【関連記事】

◆Sinnのジェット戦闘機「ファントム」の退役を称えるパイロットウォッチ第2弾
◆ドイツの時計ブランド「チュチマ・グラスヒュッテ」の新作はオールブラックでハイスペック
◆国産初ダイバーズのデザインに最新ムーブメントを搭載した「セイコー プロスペックス」

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする