【安くて良いもの夏ベストバイ】
AI家電の代表格と言ったら、やはりロボット掃除機。障害物を避けたり、床の状態を見分けたりしながら掃除をしていく姿は、本当に意識を持っているようだ。そんなロボット掃除機の優れモノを家電プロレビュアーの石井和美さんに紹介してもらった。
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最新の家電はAI、人工知能を搭載したものが多くなってきている。
「AIという言葉を使うと小難しく思いますが、実は皆さんは知らず知らずに使っているんですよ」と石井さん。
「大きく分けて単体で覚えてくれるものと、ネットに繋ぐことで便利に賢くなっていくものがあります。ですが、実はネットに接続しないものも多いんです。接続できるのであれば、そうしたほうが家事労働の負担を減らすことができます」
家電の中で最もAIを意識させてくれるのがロボット掃除機だ。センサーやカメラで障害物を避けながら進んでパターンを記憶したり、床を見分けて吸引と水拭きを使い分けて掃除したりと、その進化は目覚ましい。また、メーカーもクラウド上にデータを集めたり、ファームウエアを更新したりしている。
ネットに接続して学習させれば、障害物の見分け方が上手になったり、清掃パターンの効率が上がったりと、さらに賢く、便利になる機種もある。
この“学習・更新機能”こそが、上手く使いこなしていくコツだと言っていい。ロボット掃除機に限らず、AIを搭載した家電を使うならば、積極的にネットワーク接続を利用するようにしよう。
家電プロレビュアー 石井和美さん
様々な家電を主婦視線で実際に使いながらレビューするための「家電ラボ」を開設しているライター&コメンテーター。多くの媒体で情報発信をしている。
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