■ちょい足しで生活の質がアップ!
最近の調理家電は、材料を入れるだけで勝手に、そして美味しい料理ができるものが増えてきた。加えて、パーソナルに使えて、作りながら食べる楽しみを感じられるものもある。
「美味しく、楽しくというプラスαの要素を求める傾向にあるのは確かです。メーカー側もそのあたりを考えていて、最近は便利でコスパの良い家電が続々登場しています。それで、ちょっと足すことで生活の質がアップし、時短につながるような家電を選ぶ人が多くなってきました。それに後片付けや手入れがラクな機種もタイパになります」と石井さん。
確かに時短だけでなく、調理すること自体にワクワク感や面白さを感じることに加え、幅広い調理に使える器具のほうが、タイパが良いと言えるだろう。
「それに鍋など、調理家電からそのまま食べられるモノを使うと、食器などの洗い物も減って、時間的な効率も良いんです。また、料理が得意ではない人も簡単な操作で調理ができて美味しく作れる。今回はそんな視点から選んでみました」
空いた時間で、調理すること自体と美味しさを楽しむ。そんな充実したひと時を過ごすのも、タイムパフォーマンスを良くすることではないだろうか。
<おまかせ調理家電>
7. 調理と後片付け時間を大幅に短くした電気圧力鍋
タイガー
「電気圧力鍋 TIGER COOKPOT COK-A220」(実勢価格:2万4800円)
一般的な電気圧力鍋は1.7気圧以上をかけて調理しますが、こちらは約1.15気圧。煮崩れしにくくて、食感も良く仕上がります(石井さん)
タイガーが培ってきた約100年の熱コントロール技術の叡智を集結した100周年記念モデル。40メニューのオートモード搭載で、材料を入れるだけで、それぞれに合わせた火加減と調理時間で自動的に料理ができる。
圧力を掛けないことも可能で、1台10役の調理が可能。手間要らずのオートモードに“おまかせ”で作れる料理の一例を紹介。
8. ガラス管とカーボンヒーターで時短省エネ調理
エレコム
「コンベクションオーブン HAC-AFP01WH」(1万3800円)
お惣菜の再加熱からグリル料理まで、手軽に楽しめるオーブンです。ガラス容器なので、最適な焼き上がりを見逃さないように出来ています(石井さん)
スーパーやコンビニで買ってきた惣菜の揚げ物が、揚げたてのようにサクサクに仕上げることができる。もちろん自分で作る揚げ物も油を使わずに脂を落としながら調理できるのでヘルシーに。ほかのグリル料理もできる多彩な調理家電だ。
<パーソナル調理家電>
9. 一人飲みから小さなパーティーまで使える電気七輪
YAMAZEN
「減煙電気七輪 ESR-Q100」(4980円)
高さは10cmで取っ手まで入れた幅が34.5cmとコンパクトなので出してきてすぐに使えます。前後の準備や後片付け、手入れも簡単です(石井さん)
ヒーターが本体内部の側面にあるので、食材から出た脂が落ちても油ハネや煙を抑えながら、室内で焼肉や焼き鳥、海鮮焼きが手軽に楽しめる。底にある水受けや焼き網は取り外して洗うことができるので手入れも簡単だ。
10. マルチに使えるから料理のレパートリーも広がる
レコルト
「電気なべ コポット」(7150円)
料理から食べるまでが全てテーブルの上で完結して鍋はそのまま洗えるという、高タイパな製品です。1〜2人の料理にちょうど良い大きさです(石井さん)
500Wの低消費電力だがしっかりした火力で調理ができる。火を使わないので料理初心者でも扱いやすく、鍋料理から炒め物、揚げ物までテーブルの上で調理しながら食べられる。使用後の鍋はそのまま洗えて片付けもラク。
※2023年7月6日発売「GoodsPress」8-9月合併号30-33ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/松尾直俊>
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