インテリアスタイリストと探る、最新デザイン家電の選び方【安くて良いもの夏ベストバイ】

■最新デザイン家電が優れている理由

1. 生活空間に溶け込み主張しすぎない

落ち着いたカラーや質感を採用する家電が増加。これらを部屋の内装や家具に合わせて選べば、家電が増えても統一感のある空間にできる。特に使わない時も出したままの家電は、インテリアの邪魔にならないデザインを選びたい。

2. シンプルな部屋のアクセントになる

個性あふれるデザインやカラーがビビッドな家電もあるが、これらの存在感を生かして部屋のアクセントとして使う方法もある。多く揃えるとゴチャゴチャしがちなので、台数やカラーを限定して上手に取り入れたい。

3. 複数の家電機能がまとめられている

1台で複数の機能を備えた家電なら、コード類やリモコンなどが減らせるので部屋がすっきりとまとまる。多機能でもシンプルな外観にまとめた製品もあり、インテリア的な視点だけでなく家電の数を増やしたくない人にもお勧めだ。

 

<for KITCHEN>

■キッチンとの統一感を出せるスタイリッシュな冷蔵庫

我が家でも同じシリーズを使っていて、キッチンになじむダークシルバーの色合いと美しい縦のラインが気に入っています(窪川さん)

AQUA
「AQR-TZA51N」(実勢価格:31万円前後)

深澤直人氏による洗練されたデザインの冷凍冷蔵庫。奥行き635mmと薄型設計で、奥まで見渡しやすく食材も取り出しやすい。冷凍室には温度変化を抑える機構を採用し、食材に霜がつきにくくして、美味しさを保ちながら長期保存できる。総内容積512L

▲冷蔵室も冷凍室も扉は観音開きになっている。冷凍室の庫内は6つの引き出しに分かれていて食材を整理しやすい

▲LEDライトの技術で鮮度を保つ野菜室(左)や、ドアポケットに野菜を立てて収納できるスタンド(右)など、実用的な機能が充実している

 

■手軽にコーヒーも作れるスマートな浄水サーバー

ウォーターサーバーを使う人が増えていますが、これは浄水型なので水道水でOK。シンプルで整ったデザインなので、室内になじみます(窪川さん)

every frecious
「tall+cafe」(サーバーレンタル料:3850円/月〜)

タンク容量が計8.7L(貯水5.7L/温水1.5L/冷水1.5L)ある大容量の浄水型ウォーターサーバーに、ドリップコーヒー機能をプラス。専用の浄水カートリッジは、不織布や活性炭など4種類の浄水機能を備える。冷水・温水に加え、常温水や約90°Cの高温水まで、6段階に温度調節が可能だ。

▲UCCのカプセル式コーヒーシステムを採用。簡単操作でコーヒーや紅茶、緑茶を淹れられる。アイスコーヒーにも対応

 

■置きやすいスリム設計で前面パネルの着せ替えも可能

冷蔵庫は大型なので室内で存在感が強いもの。これはインテリアになじむデザインで、パネルをカスタマイズできるところも魅力です(窪川さん)

ハイアール
「freemo JR-SX21A」(実勢価格:7万円前後)

「冷蔵庫はもっと自由だ」というコンセプトで開発された、幅45cmのスリムモデル。高さが1775mmあり、小さな設置面積でも総内容積208Lを実現した。LED庫内灯や引き出し式トレイで食材を把握しやすいところも特徴。カラーはパールホワイトとナチュラルベージュをラインナップ。

▲壁際に置いても90°ドア開閉で中身の出し入れが可能な設計

▲別売りのマグネットカバー(7000円前後)でカスタマイズすることも可能だ

 

【次ページ】リビングに取り入れたいデザイン家電たち

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