【KEYWORD 1】“本当に使える機能”を備えたリモートワーク向けデバイス
■急ごしらえの製品からブラッシュアップ
リモートワーク期間に自宅で使うPCだけでなく、Webカメラやマウスなどの周辺ツールも揃えた人も多いはず。ただ、当初はとりあえず間に合わせのような形で開発されたものもあったが、最近は「リモートワーク用途の細かな使い勝手を考えられた製品が増えた」(井上さん)という。
「特にWebカメラなど新たに導入したツールは、手頃なものが売れたようですが、徐々に画質や画角、音声品質などを強化した高機能モデルが増えてきました。マウスも、場所を問わずにスムーズに使えるトラッキング精度や静音性など、自宅やカフェなどでも使いやすい仕様が目立ちます。また、大画面で作業効率を高められるので、外付けディスプレイも人気があります」
【KEYWORD 2】仕事をパワフルかつ柔軟に進められる高性能PC
■実用的な法人向けモデルも増加
ゲーミングモデルの勢いが強いPC市場だが、仕事で使うモデルも高性能化が進んでいる。特に目立つのが、負荷の高い作業に向いたワークステーションタイプ。
井上さんによると「Apple製品をはじめ、動画編集やCG作成など、クリエイター向けのハイスペックモデルが増えている」そうだ。一方、ビジネスユースでの導入が多いモバイルノートでは、通信機能を強化した法人向けモデルに注目。
「キャリア回線の不具合などのリスクを回避するために、複数の回線を使う人が増えていて、こうしたユーザー向けにデュアルSIMモデルが登場しています。海外でも使いやすいので、今後ラインナップが増えていきそうです」
【KEYWORD 3】先進技術で新たな便利さを生み出す音声関連ツール
■従来の不便な部分をAIなどで解消
会議やインタビューの録音など、仕事用でも根強いニーズがあるICレコーダーだが、いざ議事録作りなどで文字起こしをするとなると、手間がかかり面倒なもの。しかし、最近はAIやオンラインサービスを活用し、自動で文字起こしができる製品が登場。
「ここ数年で、音声認識にAIを使って簡単に文字起こし作業ができる製品が普及してきました。認識精度も高く、一般の人も抵抗感なく使えるような状況になってきたようで、私も愛用しています」(井上さん)
また、海外出張や外国人の往来も元に戻ってきたことで、自動翻訳ツールも再び注目を集めている。こちらもより多くの言語に対応し、認識精度が高まるなど、使いやすく進化している。
※2023年7月6日発売「GoodsPress」8-9月合併号52-53ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/TAYA>
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