【501XX(1937〜42)】
後に象徴となるディテールがここで出揃う通称 “37モデル”
リーバイス
「501XX(1937)」(ベルベルジン販売価格:275万)
今ではブランドの象徴となった赤タブが、1936年から採用される。さらに剥き出しだったバックポケットのリベットは隠しリベットに。消えたディテールと今なお残るディテールが混在する、過渡期ならではの一本である。
【S501 XX(1942〜45)】
第二次世界大戦下の物資難で全体のディテールを簡素化
リーバイス
「S501XX WW2」(ベルベルジン販売価格:275万円)
第二次世界大戦下で軍需生産を優先させるため物資調達が困難に。そこでディテールを簡略化して誕生したのが、通称“大戦モデル”。頭に付くSはSimplified=簡略化)の意味。本モデルを憧れの一本に挙げるファンも多い。
【501XX(1947〜57)】
レザーパッチにリベットとディテール復活で完成度UP
リーバイス
「501XX LEATHER」(ベルベルジン販売価格:65万7800円)
第二次世界大戦の終戦に伴い、代用されていたパーツや簡略化されていたディテールが一気に復活。アーキュエイトステッチが2本針になったのも見逃せない。ただし股リベットだけは、復活せずに消えていった。
【501XX(1962〜65)】
チェックすべきは紙パッチ最後のXX、通称“ギャラなし”
リーバイス
「501XX」(ベルベルジン販売価格:87万7800円)
パッチが革から紙に変わったのは1世代前の“ギャラ入り”から。本個体はパッチにギャランティ表記のない、通称“ギャラなし”だが、細部にギャラ入りの特徴も残る。このことから過渡期にあたる1962年製と思われる。
【501(1966〜67)】
型番の急な変更で生まれたコレクタブルな仕様が魅力
リーバイス
「501」(※ベルベルジン スタッフ私物)
紙パッチに型番が2つ印字された、通称“ダブルネーム”。1966年にXXの表記が姿を消し、「501」に型番が変わる。これによる混乱を避けるため旧型番を併記したのだ。本個体はパッチが紛失するも、下記条件を満たすことから同モデルの可能性が高い。