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「おっ、こんなことに使えるのか!」「こんな工夫が!」「これは思いつかなかった!」と驚かされるものが多い文具。毎年様々な製品が生まれるが、そんな中から『日本文具大賞』が発表された!
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仕事や日常生活で使う文具は、ロングセラーやベストセラーに加え、日々新たなものが誕生している。その数は膨大で、すぐに消費されるように思いがちだが、製品の一つひとつには、我々ユーザーの使い勝手の良さ、便利さを考えた製作者の創意工夫が込められている。そして、その年に発売された優れた文具に贈られるのが「日本文具大賞」だ。
第32回を迎えたこの賞は、従来の機能部門とデザイン部門に加え、今回から「サステナブル部門」が追加された。
「近年の文具業界において、サステナブル分野に力を入れる会社が増えたことが要因です。その部分を評価することも重要だと考えて新設しました」と文具大賞責任者の牧野篤史さん。
未来を見据え、資源や環境保護に考慮したモノづくりと消費が必要な現在、サステナブルに注力する企業は評価に値する。
今回は2022年5月17日以降に発表された文具の新製品とリニューアル製品の中から、合計15製品が受賞。どれもハッとするアイデアが活かされた製品だが、グランプリはサステナブル部門から選出された。
そんな優れた文具たちを、“文具道師範代” 寺西廣記さんと共に見ていこう。
NEXT Switch 寺西廣記さん
文具メーカーの営業支援をしながら、文具通販サイト『文具道』を運営中。『文具のサブスク』サービスも展開している
■『日本文具大賞』とは
今年で32回を迎えた、あらゆる紙製品とオフィス用品が一同に出展する国内文具業界最大級の商談会「国際文具・紙製品展」(通称ISOT)の中で、開催され、優れた文具に贈呈される賞。今回もエントリー数は約100社、210製品以上を数え、その中から各賞が5名の審査員によって選定された。また、今年は海外からのエントリーも増えた。