■「何をどう楽しむか?」が重要!AV機器は目的と利用シーンで選ぶべし
自宅で思う存分映画や音楽を楽しめるホームシアター。理想の空間に仕上げるために肝心なのが、アイテム選びだ。ポイントは、いつ、誰と、どんな風に、何を楽しむか。自分なりのコンセプトを決めて、最高の環境を作り上げよう!
▼壁際に置くだけでOK!場所を選ばない短焦点型プロジェクター
EPSON
「EH-LS800B/W」(実勢価格:45万円)
Android TV機能を搭載しているので、動画配信サービスなどへのアクセスも簡単です(明石さん)
超短焦点レンズを使い、壁から約2.5cm離した場所に置くだけで80インチの大画面が出現する。標準焦点のプロジェクターで求められる数mレベルの投写距離が必要ないので、単身者のコンパクトな部屋や、リビングほど広くない寝室などにも最適だ。
▼1台3役をこなすオールインワンアクティブスピーカー
KEF
「LS60 Wireless」(セット:88万円)
アンプとスピーカーは相性も重要ですから、一体型であれば申し分ないマッチングではないでしょうか(明石さん)
プレーヤー、スピーカー、アンプの機能を兼ね備えたマルチオーディオ。サイズ感もスリムで、ビジュアルも洗練されている。そのうえケーブルも不要なので、どんな部屋でも馴染むこと間違いなし。
▼映像本来の美しさをダイナミックに写し出す
Victor
「DLA-V50」(80万円)
使用する場所を自動で解析し、適切な明るさに調整してくれる機能もあります。昼も夜も使いやすいです(明石さん)
「D-ILA」とは1997年から実用化されているVictorの独自デバイスだ。「DLA-V50」は進化した4K D-ILA方式が用いられ、解像度が高く、色味も鮮明。素早い動きを滑らかに表示するのが得意。
▼キュートな見た目と裏腹に超実力派!
GENELEC
「Gシリーズ/G One」(実勢価格:4万6200円前後 ※1本、以下同)
「Gシリーズ/G Two」(実勢価格:7万400円前後)
「Gシリーズ/G Three」(実勢価格:8万8000円前後)
「G One」から「G Five」まで5種類のラインナップがあります。置き場所によってサイズ感で選んでも◎(明石さん)
丸みのある可愛らしいルックスが特徴的な、ジェネリックの「Gシリーズ」。再生してみると低音が響き、音に包まれるような極上体験が味わえる。きっと臨場感のあるサウンドに驚くはず。
▼スリムボディに機能が凝縮機能も見た目もパーフェクト
Marantz
「CINEMA 70s」(15万4000円)
見た目が好きです(笑)。お部屋の雰囲気を決めるのは家具ですから、ビジュアルにこだわってくれるのは嬉しいですよね(明石さん)
多くのパーツを内蔵するアンプは、大きめのボディになりがち。だが「CINEMA 70s」はアンプにしては薄型で、スタイリッシュなデザインだ。だからといって性能がイマイチということはないので、ご安心を。
▼アンプとの組み合わせを考えるロマンも…!
Denon
「DNP-2000NE」(27万5000円)
すでにオーディオシステムを持っている方でも、単品なのでネットワークオーディオを始めやすいと思います(明石さん)
「DNP-2000NE」はネットワークオーディオ専用プレーヤーなので、音質を追求した設計になっている。アンプとスピーカーは相性も重要なので、組み合わせ方を探す面白さも。
▼テレビもストリーミングも高音質でお届け
Marantz
「MODEL 40n」(28万6000円)
お家時間の充実を目指した影響か、最近はストリーミングサービスの再生が簡単に行える商品が増えた印象です(明石さん)
老舗音響機器メーカー・Marantzが手掛けるネットワークプリメインアンプ。ネットワークオーディオ機能が搭載されており、各種音楽ストリーミングサービスに対応している。音楽好きの生活が豊かになる1台だ。
▼アーティストがすぐそこに!? ダイナミックで豊かな音楽体験
YAMAHA
「R-N2000A」(42万9000円)
重厚感ある筐体はリビングを“特別な空間”に格上げしてくれる存在感がありますね(明石さん)
YAMAHA独自の自動音場補正機能を駆使して、部屋の環境に適した音を再生する。アーティストのライブや、オーケストラのコンサートなどを鑑賞すれば、まるで会場にいるかのような気分に浸れちゃうかも?
▼周囲を気にせず世界観に没入できる
YAMAHA
「YH-L700A」(実勢価格:6万6000円)
「利用シーン」で考えた時、ヘッドホンを選択肢に入れるお客様は増えています。音の明瞭さや没入感はピカイチ(明石さん)
ホームシアターというとスピーカーをイメージする人も多いだろうが、ソロで楽しむ人や、夜にしか視聴しない人であればヘッドホンはいかが?「YH-L700A」は様々なサウンドを、最適なモードで再生してくれる。
※2023年9月6日発売「GoodsPress」10月号96-99ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/鶉野珠子(清談社) 撮影/武馬怜子>
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