金属加工の技術を駆使した「muraco」流モノづくりとその世界観【ガレージブランド名品図鑑】

■モノづくりを支える金属加工の機械たち

▲ブランドカラーでもある黒色に塗り直したという加工機械。muracoの世界観がここでも表現されている

▲立体的な加工ができる最新機械のひとつ。製品開発のサンプル製造でも活用されており、取材時にはmuracoの“とある調理ギア”の試作品づくりで稼働していた

▲テント「RAPIDE X-1」を作るにあたり新たに導入したという機械。加工フローの自動化部分を増やし、より効率的に生産できる

 

■発売直前&開発中の製品を特別にチラ見せ!

今回の取材では新作のタープや寝袋、出し入れしやすいタープケースなども拝見! なかには3Dプリンターで出力したばかりのシェラカップも。「muracoにはなかった食器系ギアも試作中。実際はスピニング加工で作りますが、ゆくゆくはそれも自社工場で行い、切削以外の金属加工の幅を増やせたらとも考えています」(デザイナー森さん)

 

■muracoを代表するアイテムたち

▼ブランドコンセプトを体現する名作焚き火台

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「SATELLITE FIRE BASE」(2万2000円)

既存の製品とは異なる基礎設計と、得意とする切削加工技術により独自の展開構造を実現。「高い携帯性」「容易かつ迅速なセッティング」「薪や強風に対する安定性」といったアウトドアギアの理想を体現している

▼個性的な円柱構造と確かな実用性を両立

maraco
「CARAJAS PEG HAMMER」(4840円)

わずか236gと軽量ながら、適度な重量配分によりペグを軽快に打ちこめる。自社工場のステンレス切削加工でつくられたヘッドはペグ抜きの機能も備えているほか、従来のT字ではなく円柱状にすることで高い収納性も実現した。

※2023年9月6日発売「GoodsPress」10月号72-73ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【ガレージブランド名品図鑑】

<撮影/辻嵩裕 取材・文/山本晃平>

 

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