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1980年代の空前のオートバイブームを牽引していたのが、250ccクラスの“レーサーレプリカ”と呼ばれたスポーツバイクだった。この250ccクラスが再び注目され、各メーカーともネイキッドやアドベンチャー、フルカウルスポーツとラインナップを充実させている。そこで、乗って楽しい個性があるクオーターバイクを紹介しよう。
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一時はどん底と言われた二輪車だが、ここ数年は少しずつ販売台数が増加している。最も売れているのは原付二種だが、それと相まって実は軽二輪車、250ccまでのモデルも伸びている。
そのメリットのひとつが、アジアや欧州で販売されるグローバルモデルが導入されているので生産台数が多く、価格が比較的安いこと。重量税も届出時のみ4900円。車検も必要ないので、その分の支出も抑えられる。
次に性能面では十分なパワーがあるので一般道で流れをリードでき、原付二種では入れない高速道路の120km/h区間でも十分に走行できること。
そして車重が軽いので取り回しが良く、小柄な人や力に自信がない人でも扱いやすいこと。そのため、初心者やリターンライダーなどに人気が高まっている。
付け加えるなら現在のロードレース世界選手権MotoGPのMoto3が250ccなので新技術開発や導入が進みやすく、乗って快適、走って楽しいモデルが多いのも魅力の一つだ。
125ccまでの原付二種ではイマイチ満足できない…、というような人は、普通自動二輪免許で乗れる250cc “クォーター”で颯爽と風を切ってツーリングを楽しんでみてはどうだろうか。
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