【答え】ふたつ以上の時刻を表示できる機能を持った腕時計
GMTとは“グリニッジ標準時”という意味で、Greenwich Mean Timeの略になります。ロンドン郊外の町、グリニッジ・パークにある天文台を基準にした時刻の世界標準です。現在は、国際的な基準時刻には、国際原子時に由来するUTC(協定世界時)が使われていますが、GMTとUTCの誤差はほとんどありません。
そんな標準時刻の名を冠したジャンルだけに、やはりタイムゾーンを超えて移動する人のために生まれた機能になります。
メインとなる時針分針は今いる場所の時刻を表し、もうひとつの針で別のタイムゾーンの時刻を確認できる。旅客機による大陸間の横断が盛んになった1950年代に入り、航空会社がロレックスに「ふたつの時刻だけを表示できる時計」の開発を依頼。これを受けて生まれたのが「GMTマスター」でした。
いまやネットが普及したことで、国をまたいでやり取りすることは珍しくなくなりましたが、以前はそこまでではなかったため、やはり特殊なジャンルの腕時計と言えるかもしれません。
そんなGMTウォッチ誕生のきっかけや、いちジャンルとして確立された経緯などはこちらの記事にて詳しく解説しています。
ブランドやデザインだけでなく、モデル誕生の由来まで知ると、より興味が湧いてきませんか?
<文/&GP>
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