1. 青いレールの「プラレール」がリアルに進化
色鮮やかな青いレールに、デフォルメされたプラスチック製の新幹線や列車を走らせて楽しむプラレール。原型となった「プラスチック汽車・レールセット」が1959年に発売され、1961年には電動式のモデルが発売に。1965年ごろから「プラレール」という名称が使われ始めました。60年以上経過した今も発売されていて、2023年3月末時点で累計販売台数は日本国内で1億8640万個以上を誇ります。
そんなプラレールの中には、塗装や造形にこだわった「プラレール リアルクラス」(各7700円)という大人向けシリーズが存在し、“飾る” “走らせる”の両方を楽しめます。
そのシリーズ第2弾として発売されるのが「プラレール リアルクラス 485系特急電車(雷鳥)」。1968年から2011年まで40年以上活躍した、クリーム色の本体に赤の帯が入った、昭和感溢れる懐かしの“国鉄特急色”の色味を、しっかり再現しています。
運転席およびパンタグラフは、ハイタイプとロータイプの2種類あり、車体内部も客席を再現。透明度の高い窓を通して内部を確認できます。
国鉄時代を代表する列車だけに、雷鳥のヘッドマークだけでなく、国鉄特急のシンボルマークや、JNRの文字をかたどった国鉄マークがあしらわれているのも大きな特徴です。
ちなみに、本製品にはリアル直線レールが3本付属しているため、そのまま飾っておくことも可能。もちろん、通常のプラレールの青いレールともつなげられるため、好きなレイアウトで走らせることも可能です。
他にもの「185系特急電車(踊り子・湘南ブロック色)」や、シリーズ第1弾の「小田急ロマンスカー3100形NSE」「185系特急電車(踊り子・緑ストライプ)」がラインナップ。子供の頃に使用していたレールを連結させて、懐かしの車両を走らせれば、タイムスリップできること請け合いです。
JR西日本商品化許諾済 © TOMY
2. 「ベイブレード」は観客をも魅了するスポーツ競技に!
伝統玩具のベーゴマを現代風にアレンジした対戦玩具「ベイブレード」。1999年の発売以来、何度もブームを巻き起こすなど、アニメ・雑誌とのメディアミックスで大きな人気を呼んでいます。
そんなベイブレードは今年7月から、第4世代となる「
プレイヤー自身が楽しむだけでなく、観客をも魅了するスポーツに進化した「BEYBLADE X」。そのバトルを、購入してすぐ楽しめるのが「BX-17 バトルエントリーセット」です。特別カラーのベイブレード2個と、ワインダーランチャー2個、スタジアムがセットになっています。
遊び方はこれまでと同様、ワインダーランチャーにベイブレード本体をセットして引き抜き、互いに回したりぶつけたりして戦わせるというものですが、ベイブレード(コマ)とスタジアムに変化があります。ベイブレード(コマ)の軸についている“ギヤ”とスタジアムの“レール”がかみ合うことで超加速を生み出す新ギミック「X(エクストリーム)ダッシュ」が搭載され、これまで以上に激しくぶつかり合い、戦いが白熱。
相手への攻撃力の強いアタック型、とにかく回り続けるスタミナ型など、タイプを使い分けて戦うのもベイブレードの醍醐味です。
すでに予選の参加は締め切られていますが、12月には「エクストリームカップ G1 2023」を開催予定。腕を磨いて、トッププレーヤーを目指してみるのも良いのでは?
©Homura Kawamoto, Hikaru Muno, Posuka Demizu, BBXProject, TV TOKYO © TOMY
3. 「たまごっち」が専用メタバースで世界中と交流可能に
1996年の発売当初から爆発的人気を呼び、どこも品切れ状態だったデジタルペット「たまごっち」。モノクロの液晶画面内に生息するドット絵のキャラクターに対して、リアルタイムでお世話をしなければならないという不便さがかえって新鮮でした。たまごっちのうんちを流さないまま放置して、死なせてしまった人も多いのでは?
そんな「たまごっち」、現在もリニューアルを重ねて発売されており、スマートウォッチのようなウエアラブルデバイス型おもちゃに進化しています。
新しいたまごっちは、Wi-Fi搭載により限定アイテムをダウンロード可能で、液晶も大きくカラーになっており、キャラクターの様子もよく分かります。また、たまごっちたちのメタバース「Tamaverce(たまバース)」にアクセスして世界中のたまごっちと出会えるというワールドワイドな仕様となっており、商品名も英語表記に変わっています。
忙しい人にありがたいのが、たまごっち専用のベビーシッター「たまシッター」にお世話を頼めるところ。これで、たまごっちを放置して死なせてしまうというリスクを減らせます。たまごっち内のゲームセンターのミニゲームでポイントを獲得して、アイテムを購入することもできるなど、いろんな遊び方を楽しめるよう進化しています。
©BANDAI
4. 最新の「野球盤」はスピードガン搭載!
野球盤といえば、野球場を模した盤上で、投手が放った金属の球を打者が打ち返し、球の入った場所によって一塁打、二塁打などが決まって、得点を競うゲーム。実際に球を打ち返すというアナログかつダイナミックな動きが子供心に反応しやすいのか、1958年の初代野球盤登場から65年経った現在も発売されており、根強い人気を誇っています。
最新モデル「野球盤3Dエース スーパーコントロール」(9500円)は、かつてのアナログな野球盤とはイメージがガラリと変わった印象。液晶画面付きの電光掲示板を採用しており、スピードガン機能搭載により、投げた球速がその都度表示されるという仕組み。実況アナウンサーの音声も再生できて、臨場感を演出してくれます。
最大の進化ポイントは“3Dコントロールピッチング機能”。投げる球の位置を上下左右9方向にコントロールでき、“内角・低め” “外角・高め”のようにストライクゾーン内を投げ分けられます。なお、投球コースは電光掲示板にもグリッド表示されます。
その上、バッターも投球の高低差に対応できるよう上下にも動かせるように。野球盤本体自体も立体的で現代風になり、遊ばない時も見えるように置いておきたくなりますよね、サイズはかなり大きめですが。
5. 劇中のギミックやSEも完全再現した“本革”変身ベルト
子供の頃、おもちゃの変身ベルトを腰に着け、思い思いに好きなライダーの変身ポーズを取って、ヒーローになりきっていた人もいるのでは。そんな思い出を持つ大人が、たまに変身ポーズを取りたくなっても、変身ベルトは子ども向けなのでサイズが合わない…。
そんな大人たちに向けて、バンダイは「COMPLETE SELECTION MODIFICATION(CSM)」というなりきりアイテムブランドを展開しており、これまで数多くの“大人向け”本格変身ベルトを商品化しています。
最新アイテムは、庵野秀明監督が手掛けた『シン・仮面ライダー』の仮面ライダー・本郷猛が身に着けていた変身ベルト。こだわりの強い庵野監督ならではの造形美溢れるデザインを、劇中の雰囲気そのままに再現しています。ベルトに合皮ではなく本革を使っているので、どことなく“本物”感が漂います。
注目は変身解除時に、風車部分が前方にポップアップするギミックを完全再現しているところ。劇中と同様の動きとなるよう、右側のサイドバックルのボタンを押すことでギミックが作動。劇中の演出と同様に風車および内部機構も発光します。
また「崖の上での初登場音」「ライダーキック音」「打撃音」など実際に使用された効果音も多数収録。特にハチオーグ戦での「ヘリからの降下&キック音」は、この効果音を鳴らす時のみ、実際のシーン同様に通常よりも発光量が多くなるよう設計されているなど、担当者のこだわりが詰め込まれています。このベルトを身に着けて、崖の上で初登場音を鳴らしながらビシッとポーズを決めてみましょう。現在、プレミアムバンダイにて予約受付中です。
©石森プロ・東映/2023「シン・仮面ライダー」製作委員会
>> プレミアムバンダイ
<取材・文/山崎正和>
【関連記事】
◆ガンプラ、ミニ四駆、ラジコンetc. 子どもの頃、夢中になったあのホビーに今またハマる!【趣味と遊びの最新ヒット&流行モノ】
◆第61回全日本模型ホビーショーで発見!プラモの達人が「作りたい」と思った最新キット7選
◆「ペヤングやきそば」のガシャポンが登場!中身の麺やソースまでしっかり再現されてます
- 1
- 2