【GoodsPress Award 2023】
フライパンのように焼けるのはもちろん、さまざまな調理に対応する最新のオーブンレンジ。2023年に登場した中でも特筆すべきモデルには、複数の食材をプレートに乗せて一緒に加熱でき、美味しい料理を作れるものもある。
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調理家電の中では普及率が高く、一家に1台といえるぐらいに当たり前になったオーブンレンジ。それだけ機能も熟成されており、大きな進化が難しいジャンルとなっている。
2023年モデルにおける注目の進化点はレンジ、オーブン、グリル、スチームといった幅広い加熱機能を組み合わせて全自動で調理する機能だ。代表的なのは、日立の「ヘルシーシェフMRO-W10B」が搭載する“クワトロ加熱”。4つの加熱機能を組み合わせて時短調理ができる「熱風旨み焼き」機能は魚料理にも対応し、死角がなくなった。
レンジとグリルを組み合わせて時短調理ができるのは、象印マホービンの「 EVERINO EJA23」。「芯までレジグリ」機能はレンジ加熱で食材の中まで火を通し、表面はグリルで焼き目を付ける。多くのオーブンレンジが搭載しているボウル調理機能を進化させているのも同モデルのポイント。ボウルを浮かせて調理することで加熱ムラがなく、煮込み料理はしっかりと味が染みるようになっている。
また、各社こだわりのオリジナルレシピも拡充。日立はクックパッドや食品メーカーとのコラボメニューを用意。シャープは「ヘルシオ AX-LSX3A」を塚田農場と共同開発した上、丸鶏のお取り寄せもできるようにした。こうした機能に加えて、搭載レシピなどのソフトやサービスの進化にも注目してほしい。
家電ライター／コヤマタカヒロさん
掃除機や洗濯機などの生活家電について詳しく、キッチン家電もこよなく愛する実践派のデジタル家電ライター。ノートPCをはじめとするデジタルガジェットの造詣も深い
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