【GoodsPress Award 2023】
毎日、かつ長期間使うものだからこそ、リフォームで購入する設備には妥協したくない。お手入れの手間をグッと減らしてくれる水回り製品や、業界初の戸建住宅用顔認証自動ドアなど、注目の設備を紹介しよう。
* * *
関西を中心に12店舗を展開するリフォームサービス会社スペースアップの栗山正寛さんに、業界の最近のトレンドについて教えてもらった。
「トイレやお風呂などの水回り設備は、お手入れのしやすさをポイントに選ぶ方が多いです。たとえば温水洗浄便座やトイレは、汚れを『落とす』だけでなく『防止する』という観点から自動洗浄機能のついた製品が人気です。また、節電や節水も見逃せないポイントですね」
ちなみに大賞の温水洗浄便座「SCS–SRU7010」は、使うぶんだけ都度お湯を作る瞬間式で、使わない間もつねにお湯を貯めておく貯湯式よりも電気代を抑えられるというメリットがある。では一方で、スマートキーの需要はどうだろうか。
「最近の玄関ドアは防犯のために上下2カ所に鍵がついているので、施解錠がかなり手間。リモコンキーやかざすだけのICタグキーを提案すると採用されるケースが多く、便利さを実感する声が寄せられています」
スペースアップ 大阪本店 店長/栗山正寛さん
リフォームアドバイザーとして活躍。長い目で見たメリットとデメリットを顧客に伝えることをモットーとしている。二級施工管理技士の資格をもつ
【次ページ】お手入れラクラク、掃除がスムーズになる製品たち▶
- 1
- 2