【軽トラック】ビルダーのアイデアで荷台を自由にカスタム
後輪駆動の軽トラをローダウンして走りを楽しんだり、逆にリフトアップしてアウトドアで活躍できるようにしたり…。今、軽トラのカスタムが盛り上がっています。さらにオープンスペースの荷台を自由にカスタムして、軽トラの可能性を広げるカスタムもたくさんあります。続いては「TOKYO AUTO SALON 2024」で見つけた軽トラを紹介します。
5. BLOW & TARBOW|サウナトラックがあれば好きな場所でととのえられる!
日々サ活を楽しむサウナーにとって、誰もいない大自然の中でととのうのは究極の夢ではないでしょうか。それを叶えてくれるのが、この「バグトラックサウナ無番地」です。ハイゼットトラックの荷台にキャノピーを載せ、中をサウナにしてしまった移動サウナです。
搭載されるTARBOW製のサウナキットは室温100℃まで対応。サウナを使う時は写真のように煙突を設置します。サウナ室には青森県の木に指定されている青森ヒバをふんだんに使用。豊かな香りを楽しむことができます。ととのう時は車外のアウトドアチェアはもちろん、ルーフキャリアの上に上がるのも気持ちよさそうですね。
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6. BLOW & TARBOW|ビンテージアメリカンスタイルの軽キャンパー
BLOW & TARBOW名義で出展されたもう一台のハイゼットトラックがこちら。荷台を居住スペースにした、フォード エコノラインをモチーフにした軽キャンピングカーです。ビンテージ感あふれるスタイルは、普通の軽バンや軽トラキャンパーにはいまいち惹かれないという人も満足できるのでは。
エレベータータイプのポップアップルーフは古き良きアメリカの雰囲気を感じさせるストライプ柄になっているのが特徴。これはフィールドで展開するのが楽しみですね。食器などもビンテージギアで揃えたくなります。
インテリアもナチュラルなイメージで作られています。シンクがボウルタイプなのもポイント。居住スペースにはボディ後方とキャビンスペースからアクセスできます。
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7. ウェッズスポーツ|ロードレースのための“トランポ”スタイルを提案
SUPER GTやスーパー耐久シリーズに参戦するウェッズスポーツのブースには、2輪レース用のトランポに架装されたキャリイトラックが展示されていました。バイクのトランポはハイエースを使う人が多いですが、軽トラは室内積みではないため、バイクが少しくらい汚れていても気にならないのがメリット。とくにオフロードを楽しむ人は走り疲れた時に「洗車しなきゃ…」と考えなくていいので、楽にバイクを楽しむことができます。
荷台にはハードカーゴジャパンのボックスとボックスガードパイプ、ゲートプラスを装着。レースで使う荷物を濡らさない工夫が施されています。
ルーフにはバスケットを装着し、そこに暗い中での作業時に明るく照らしてくれるワークライトが取り付けられていました。
>> ウェッズスポーツ
8. AERO OVER|ローダウン化でスポーティさを高めたK-TRIDER
キャビン後方に荷物スペースを備えたハイゼットジャンボをベースにローダウンキットでスポーティな雰囲気にまとめられたK-TRIDER。ローダウンすると最低地上高が確保できずに軽トラだと使い勝手が悪くなるイメージがありますが、このモデルは一番低いフロントタイヤ付近でも150mmの最低地上高が確保されています。
オーバーフェンダーを装着してローダウンしたスタイルにふんばり感をプラス。ルーフとリアゲートに付けられたウイングが走りの本気度を感じさせてくれます。
マフラーは純正マフラーを使っていて、左右出しのオーバルタイプのマフラーカッターでスポーティさを演出しています。
>> AERO OVER
<取材・文/高橋 満(ブリッジマン)>
高橋 満|求人誌、中古車雑誌の編集部を経て、1999年からフリーの編集者/ライターとして活動。自動車、音楽、アウトドアなどジャンルを問わず執筆。人物インタビューも得意としている。コンテンツ制作会社「ブリッジマン」の代表として、さまざまな企業のPRも担当。
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